米スポーツメディア「around the foghorn」(ウェブ版)が2026年6月2日、大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツに所属する「韓国のイチロー」イ・ジョンフ外野手(27)のトレードの可能性を報じた。

「イの好調ぶりがジャイアンツの戦力整理計画に役立つ可能性も」
イは大リーグ3年目の今季、ライトのレギュラーとして52試合に出場し、打率.303、3本塁打、19打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.769となっている。
5月20日の試合で腰を痛めて負傷者リストに入ったイ。30日のコロラド・ロッキーズ戦で復帰してから、打撃絶好調で打率を3割台に乗せた。
復帰以降、4試合連続安打中で19打数12安打を記録している。1日のロッキーズ戦では、6打数5安打2打点と大爆発。2日のミルウォーキー・ブリュワーズ戦は、「5番・ライト」でスタメン出場し、4打数1安打1得点を記録した。
一方、チームは開幕から低迷しており、6月1日時点で借金「13」と苦しんでいる。勝率.390で、ナ・リーグ西地区4位。ポストシーズン進出が、早くも厳しい状況になっている。
このような背景の中、「around the foghorn」は「イ・ジョンフの好調ぶりが、トレード期限におけるジャイアンツの戦力整理計画に役立つ可能性がある」とのタイトルで、イのトレードの可能性に言及した。
記事では「もしジャイアンツがトレード期限までにイ・ジョンフを手放す決断をした場合、その過程で彼のトレード価値は高まっている」とし、苦しいチーム事情を解説した。
「勝率5割に近づかなければ大きな変化が起きる可能性ある」
「現在ジャイアンツは勝率5割を切っており、トレード交渉において『手放せない選手』などいないかのような状況だ。これほど事態が悪化すると『再建』という言葉が軽率に飛び交い、時には性急な印象を与えることもある。しかし、今後2か月間でジャイアンツが真の改善を見せ、勝率5割に近づかなければ、大きな変化が起きる可能性もある」
そして、「イ・ジョンフはジャイアンツにとって最高のトレードの切り札になり得る」と指摘し、次のような見解を示した。
「イ・ジョンフは、外野のコーナーポジションを必要とする他球団にとって魅力的なトレードの切り札となり得る。彼は確実なコンタクト能力を持つ打者であることを証明しており、打線にコンタクト力を求める球団であれば、彼のプロフィールに魅力を感じれば獲得に動く可能性もある」
韓国プロ野球(KBO)リーグ出身のイは、23年オフにポスティングシステムを利用してジャイアンツに入団した。米メディアによると、6年1億1300万ドル(約164億円)の大型契約だったという。
大リーグ1年目の24年は、5月の試合中に左肩を負傷して戦線離脱した。6月に手術を受け、シーズンを棒に振った。
2年目の25年は、センターのレギュラーとして150試合に出場し、打率.266、8本塁打、55打点。出塁率と長打率を合わせたOPSは.734だった。今季はセンターから配置転換となり、ライトのポジションを守っている。