
植物同士の「助け合い」で酷暑を乗り切る。
夏の暑さは年々厳しく、長期間続くようになり、屋外の植物にとっては過酷な状況。「何か対策を取らないといけません。まずは日陰をつくること。よしずやシェード、タープで日除けするだけでも涼しく感じます」。また、鉢植えが複数ある場合は、近づけて置くのがいいのだそう。「植物は水分や温度の調節のために蒸散をしますが、集めておくことで互いを潤し、乾燥を防ぐ助けになります。照り返しで熱くなるベランダの床面に直置きは避け、スノコ、レンガなどを敷くとよいでしょう。小さい鉢植えは、夏の間だけでも大きい鉢植えの土に3分の1程度埋めてあげると、日除けと遮熱対策になります」
大野八生 おおの・やよい 造園家・イラストレーター
園芸好きの祖父のもとで、幼い頃から植物に親しむ。造園会社を退社後、ずっと描き続けてきたイラストと植物の仕事でフリーに。『みんなの園芸店 春夏秋冬を楽しむ庭づくり』(福音館書店)など著書多数。
illustration : Hiroko Shono text : Kazuyo Nojiri
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Life with Flowers & Greens / 花と緑のある暮らし。&Premium No. 150
花や草木の息吹に心がほどける、気持ちのよい季節がやってきました。ふかふかの土を触り、みずみずしい若葉に触れ、ほころんだ花の香りを深く吸い込む。そんなとき私たちの心と体には、不思議と健やかな力が漲ってくるように感じます。大きな庭がなくてもいいのです。部屋にささやかな一輪の花を飾り、ベランダで小さな鉢植えを育ててみることから始めてみてください。そこにはたくさんの発見と喜び、そしてときにはその姿に「生き方」を教わるような体験までもがつまっています。今号の特集は「花と緑のある暮らし」。植物との心地よい日々を楽しむ10組の住まいや、フローリストに学ぶ花と器の組み合わせ、花を愛したアーティストたちの物語、プロの園芸家がすすめる道具、など、植物との暮らしを快適にするヒントが満載です。
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