福島市で男女4人を襲ってケガを負わせ工場内に40時間立てこもったクマに対して麻酔銃を使用したが逃走。このクマ騒動を取り上げた2026年6月4日放送の「ひるおび」(TBS系)では、福島市の馬場雄基市長は「命中はしているがなかなか効かずクマが逃げている状況」ともどかしそうに話した。

「筋肉に薬液が浸透しなかったのではないか」
3日午後11時ごろにクマが建物外に移動したことを確認、市内にいる可能性があることを市が発表、市民に警戒を呼びかけた。それにしても麻酔銃が命中しても効かないということがあるのか。クマの生態に詳しい岩手大学准教授の山内貴義さんは「ものすごい興奮状態だと薬が効きづらいということもあるが、筋肉に薬液が入れば基本的には10分ほどで眠る。なので、撃ったけどうまく命中せず筋肉に薬液が浸透しなかったのではないか」と推察する。麻酔銃はお尻や太ももが効果的でお腹、背中は効力が弱いという。
「動き回っていると(狙うのは)かなり厳しい」
MCの恵俊彰さんは「筋肉にうまく当たらなければいけないですね?」と念押しすると、山内さんは「そこが撃つ人の腕の見せ所でもあるが、筋肉が多いところに適切に(麻酔を)入れるというのが肝要だ。動き回っていると(狙うのは)かなり厳しい」と話す。
恵さんは「クマが街に出た場合、捕獲できないとどうすればいいのか」と聞く。山内さんは「(クマが)街に出た時点で我々人間の負けなのでやることは限りがある。(クマが)出た時にどう対処したらいいのかあらかじめ訓練を積んでおく、災害時の避難訓練みたいなものを今後考えた方がいいかもしれない」と話した。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)