◆“格差のないメンバー”をそろえるには…
もうひとつは、やはり他の選手の成長を促すことになる。先に希望的観測とは言ったが、負傷で離脱する選手の穴埋めは他の選手にしかできない。森保監督が望むように、“格差のないメンバー”をそろえられるように取り組んでいかなければならない。選手を大きく成長させるには、レベルの高い試合を経験させて気づきを得る必要がある。今回のパラグアイ代表も、ブラジル代表も多くの気づきを与えてくれる相手であることは間違いない。
観戦する際にも、その瞬間を見逃さないよう心掛けてほしい。
<TEXT/川原宏樹 撮影/松岡健三郎>
【川原宏樹】
スポーツライター。日本最大級だったサッカーの有料メディアを有するIT企業で、コンテンツ制作を行いスポーツ業界と関わり始める。そのなかで有名海外クラブとのビジネス立ち上げなどに関わる。その後サッカー専門誌「ストライカーDX」編集部を経て、独立。現在はサッカーを中心にスポーツコンテンツ制作に携わる

