ダメージの大きい敗戦だ。2026年6月4日のDeNA戦(横浜)で終盤に救援陣が踏ん張れず、7点差をひっくり返される大逆転負け。今季初の同一カード3連勝はならず、借金12の最下位に低迷している。

4度の5連敗と悪い流れに歯止めをかけられず
相手エースの東克樹に対し、初回に佐藤直樹がプロ入り初の先頭打者アーチ、浅村栄斗、マッカスカーの適時打などで4点を先制。8回にも佐藤が1死満塁から左中間へ走者一掃の適時二塁打で突き放した。先発の瀧中瞭太が6回まで無失点と踏ん張り、8回表が終了時点で7-0となった。
楽勝ムードが漂ったが、ここから暗転する。8回から登板した柴田大地、加治屋蓮、津留﨑大成がDeNA打線の勢いを止められず、6本の集中打で一挙7点を奪われて同点に追いつかれた。
9回には西垣雅矢が登板したが、暴投の間に二塁走者の三森大貴が本塁生還。ベースカバーに入った西垣がタッチを試みたタイミングはアウトだったが、三森の巧みなスライディングでリプレー検証の結果、セーフに覆ってサヨナラ負けを喫した。
8回、9回と2イニングで4死球を与えた救援陣は技術不足だけでなく、球場の雰囲気にのまれていたように感じた。楽天の大きな課題は勝負弱さだ。22年から4年連続4位と停滞。今年も4月下旬に貯金4に増やしたが、その後は4度の5連敗と悪い流れに歯止めをかけられない。
テレビ関係者は「低迷の要因は現場の責任だけではありません。若手が台頭しても一本立ちするまではいかず、先発のコマもなかなかそろわないので中継ぎ陣に負荷がかかる。助っ人外国人の不振も大きな誤算です」と指摘する。
就任2年目の三木肇監督だけでなく、18年のシーズン途中に就任してチームに携わってきた石井一久GMに対する風当たりも強くなっている。現在5位のロッテとゲーム差が離されている中、巻き返せるか。
(中町顕吾)