AKB48は2026年6月5日、9月26日と27日にKアリーナ横浜(横浜市西区)で秋のコンサートを開くと発表した。4月の春コンサート後に行ったファンアンケートなどをもとに、全くコンセプトが違う3公演を企画。最も集客できたコンサートを、今後のAKB48コンサートの「新たな軸」と位置付ける。

センター伊藤百花さんが黒のスーツに眼鏡姿でプレゼン
東京・秋葉原のAKB48劇場で開かれた発表会には、グループ総監督の倉野尾成美さん(25)、佐藤綺星(あいり)さん(21)、八木愛月さん(21)と、8月19日発売の新曲でセンターポジションを務める伊藤百花さん(22)が登壇した。伊藤さんは黒のスーツに眼鏡姿でプレゼンター役を務め、大型モニターを使いながらコンサートの狙いを説明した。メンバーが説明会を開いてコンセプトを説明するのは初めての試みだ。
発表会では、新曲のタイトルが「好きish」(すきっしゅ)になることも明らかにされた。「-ish」は英語で「~っぽい」の意味。つまり、「好きっぽい」「たぶん好き」といった曖昧な感情を表現した造語だ。2作連続で伊藤さんがセンターを務める。2作連続の単独センターは、14年の渡辺麻友さん(32、17年卒業)以来(「ラブラドール・レトリバー」「心のプラカード」)12年ぶり。
秋コンサートのタイトルは「Supported by ローソンチケット AKB48 THREE CONCEPTS LIVE in K-Arena Yokohama」。タイトルにあるとおり、3つの異なるコンセプトの公演で構成され、「ファンの声から生まれた、3つのコンサート。」をテーマに掲げた。
伊藤さんによると、AKB48にとって最も大切なものは「ファンの皆様の声」。
「劇場公演のコールもリクエストアワーも選抜総選挙も、 AKB48 の歴史はいつだってファンの皆さんの声が動かしてきた」
として、春コンサート後のアンケートや握手会イベントでの「目安箱」、SNSで寄せられたファンの声などを踏まえて3つのコンセプトを決めた。
9月26日の昼公演は「新曲『好きish』コンサート」。新曲発売を記念し、選抜メンバー16人を中心としたステージを展開する。夜公演は「全員『好きish』コンサート」と題し、メンバー全員が主役の「ワンチーム公演」を掲げる。
27日の公演は「推しが『好きish』コンサート」だ。メンバーごとの「推し席」を販売し、応募数によってステージ演出やメインメンバーが決まる参加型企画だ。「推し席」の位置は、メンバーが引くクジの結果で決まる。
「より多くの方にAKB48 を」「AKB の新しい形を」
発表会で配られたコンサートのチラシでは、その位置づけを
「最も動員を集めたコンサートを今後のAKB48コンサートの『新たな軸』として採用します」
と説明。伊藤さんも
「一番動員数が多かったコンサートが、今後のAKB48 の指標になっていくコンサートになるので、どのコンサートが皆様に聞いていただけるのか......全部愛していただきたいんですけど、初めての試みなので、より多くの方にAKB48 を知っていただくきっかけにもなったら」
と意気込んだ。
春コンサートは選抜メンバーがクローズアップされる構成だったが、総監督の倉野尾さん個人としては「全メンバーにスポットライトを当ててほしい」というのが基本的な考え方だ。秋コンサートについては「今回 3個コンセプトがあって、もしかしたら肯定的な意見もあれば、否定的な意見も、どのコンサートにもあるのかなと思う」とみている。その上で、ファンの反響を踏まえて
「皆さんと一緒にまた頑張って、AKB の新しい形をお届けしていきたい」
と話した。
(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)