プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高木豊氏(67)が、2026年6月10日にユーチューブを更新し、楽天・三木肇監督(49)が休養することに関して、球団が「指揮官を簡単に考えている」と批判した。

「楽天は今季戦う体制がなかったような感じが」
楽天は10日、三木監督との双方協議により、同氏が休養することを発表した。塩川達也ヘッドコーチ(43)が監督代行として、10日に本拠地・楽天モバイル最強パーク宮城で行われるセ・パ交流戦の巨人戦からチームの指揮を執る。
三木監督就任2年目の今季は、序盤から低迷し、巻き返しを図ったセ・パ交流戦では9日時点で2勝10敗と大きく負け越している。リーグ戦では、ここまで21勝36敗1分けで借金「15」。5位ロッテには7ゲーム差をつけられ、最下位に沈んでいる。
球界に衝撃が走った三木監督の休養。高木氏は「休養ということは事実上の解任かなと」と切り出し、今季の楽天に言及した。
「三木監督は今年2年目だったが、途中休養。私の評価としては、楽天は今年、『すごくやるのではないか』という期待を込めていたが、外国人選手がなかなか力を発揮できなかった。それと、宗山(塁)が開幕からいなかった。投手陣の補強もうまくいっていなかった。それも含めて戦う体制がなかったような感じがする」
楽天は19年以降、長期政権を築く監督が存在しない。高木氏は「楽天を見ていると、簡単に解任してしまう。そういうことがすごく気になる」とし、次のように持論を展開した。
「誰が監督をやったら長くできるのか。選手も、監督が代わると野球が変わる。それに合わせていく時間もかかる。悪循環をずっと起こし続けながら球団経営を行っている。星野(仙一)さんとか、野村(克也)さんとか、名将であれば長くできるのでしょうが、名将ではない人たちが来ると、指揮官を簡単に考えている。監督を決めるときに熟考してやらないと、またこういう騒動になる」
「我慢できる監督を持ってこないと、また監督を代えることになる」
三木監督は現役時代、ヤクルトと日本ハムでプレーした。現役引退後は、古巣のヤクルトと日本ハムのコーチを歴任し、19年に楽天の2軍監督に就任した。20年に1軍監督に就任し、1年間チームを指揮。25年に再び監督に就任し、今季が2年目だった。
現役引退後、DeNAでヘッドコーチを務めた経験を持つ高木氏は、今回の三木監督休養に関して、「(フロントが)我慢できる監督を持ってこないと、また監督を代えるようなことになる」と指摘し、こう続けた。
「借金15で監督交代。確かに成績不振かもしれないが、監督の采配がすべて間違っていたのか。指導方法が足りなかったのか。どうしてもそうではないような気がする。選手の不調で低迷することもある。もちろん監督のせいもあるかもしれないが、代えるのは簡単。監督を引き受けてくれる人がいなくなる危険性を含んでいる」
監督代行を務める塩川ヘッドコーチは、現役時代、7年間楽天でプレーした。18年から楽天のコーチを務めており、今季ヘッドコーチに就任した。