◆“広陵一強時代”に終焉の予感…
また、関西に限った話ではないが、これまでなら広陵に進学していたであろう有望な中学生が、今後は関西を含めた他の強豪私立に行く流れは確実に起きるはず。ここ10年ほど大きな後れを取っていた関西と開星。復活の兆しを見せている“2K”が、横綱の座から陥落危機を迎えた広陵に代わって、中国地方の勢力図を書き換えてもおかしくない。長らく続いた広陵1強の中国地方で、数年以内に地殻変動が起こりそうだ。
文/八木遊(やぎ・ゆう)
【八木遊】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。現在は、MLBを中心とした野球記事、および競馬情報サイトにて競馬記事を執筆中。

