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「定期的に会うけど、付き合わない」28歳男が明かす、キープ女への残酷な本音

「定期的に会うけど、付き合わない」28歳男が明かす、キープ女への残酷な本音

今週のテーマは「定期的に会うけれど、彼女ではない…この関係を進めるにはどうすればいい?」という質問。さて、その答えとは?

▶【Q】はこちら:三日間既読スルーだけど、会ったら優しい…これって脈あり?27歳婚活女子が沼った男の心理とは


明日香からLINEが来ているのは気付いている。

明日香とは三ヶ月前に出会い、なんとなく定期的に会っている。可愛いしいい子だ。

LINEを返していなかったのには、明確な理由があったわけではない。ただ「今じゃなくていいか」と思っていたら、気がつけば3日が経っていた。

明日香から来ていたメッセージは“元気?”という類のもの。

重くはないし、返信すべきだとは思っている。でも、すぐに返すと“毎日やりとりする関係”になってしまう気がして、なんとなく後回しにしていた。

仕事が終わりジムから帰ってきたあと、冷蔵庫からビールを取り出しながら、トーク画面を開いて返信した。

― Taiyo:ごめん、バタバタしてた。元気だよ

それだけ送って、また閉じた。これで、しばらくは大丈夫だろうと思いながら…。

A1:相手から好意の視線を感じて、俺の方が優位だと思った。


明日香と出会ったのは三ヶ月前のこと。同僚と丸の内で飲んでいたところ、可愛い三人組がいたので僕たちから声をかけた。

「お仕事は、何をされているんですか?」
「僕はM&A関連の会社に勤務していて。明日香ちゃんは?」
「私は金融系です」
「そうなんだ。職場は?近く?」
「はい。お近くですか?」
「うん。僕も丸の内!じゃあ…今度、デートする?」

そう言うと、パァッと顔が華やいだ明日香。

率直に「かわいいな」と思ったし、話してみるといかにも優しそうで、好印象だった。

翌日、明日香の方から食事へ誘ってきてくれたので、僕は快諾した。そして僕たちは『Amber Trip』で初デートをすることになった。


店へ着くと、明日香はもう席に座っていた。

「ごめんね、待った?」
「ううん。私も今来たところだから」
「良かった。何飲む?」
「一杯目は…ビールにしようかな」
「明日香ちゃんビール?じゃあ僕も」

明日香はちょっと緊張しながらも、笑いどころでちゃんと笑うとてもいい子だった。

「太陽くんって、料理とかするの?」
「作るよ。パスタとかは得意」
「え、意外。絶対外食派かと思ってた」
「どういう意味だよ、それ」

テンポが良かったし、一緒にいて変に気を使わなくていい。何よりも。明日香は分かりやすく、食事をしながらチラチラと僕の顔を見ている。

「どうした?」
「あ、ごめん。つい見ちゃって」
「何それ」

― あ…。これは…。

僕だってバカじゃない、相手からの好意はちゃんとキャッチすることができる。だから僕は、イカ墨で和えた冷製ビーフンにキャビアがのった「漆黒」などを食べながら、恋愛の話もちゃんとした。


「明日香ちゃんって…。今、彼氏とかいるの?」
「私?いないよ。彼氏欲しいなぁとは思っているけど」
「そうなんだ。可愛いし、モテそうなのに」

そう言うと、明日香の頬が赤くなった。めちゃくちゃわかりやすい。

この後もずっと、明日香はわかりやすく僕に好意を向けてくれていた。

それはもちろん、嬉しい。ただこの後の行動で、僕の中ですべてが決まってしまった気がする。

食事を終え僕が支払った後、きちんとお礼を言ってくれた明日香の好感度は高かった。

「いいの?ありがとう。ご馳走さまです」
「もちろん。それよりこの後どうする?」

なんとなく、聞いてみたセリフだった。帰るのもありかなと思っていたが、明日香は意外にもノリノリだった。

「もう少し一緒にいれたら嬉しいけど…。でも、無理せずに。太陽くん、明日早かったりしない?」
「明日ゴルフだからそこまで遅くまではいられないけど…。友達の車に乗せてもらえるから運転じゃないし、せっかくだしもう1軒行こうよ」
「うん♡」

こうして僕たちはもう1軒行ったが、24時前には解散となった。

ご飯自体は、楽しかったし、彼女に悪い所はない。だから明日香に誘われると会う…そんな関係がこの先続くことになる。

A2:「本命にする気は、今はない」でも「消えてほしくもない」


二度目にあったのは、中目黒だった。明日香から「行きたいお店があるんだけど、一緒にどうかな?」と誘われ、断る理由もないので食事をすることになった。

そしてディナーの後。他愛もない話をしながら目黒川沿いを歩く。

どこか2軒目へ行けば良かったのかもしれない。でもそこまで飲む気にもなれず、“なんとなく川沿いを歩いた”と言った方が正しいかもしれない。

「今日も楽しかったな〜。太陽くん、ありがとう」
「こちらこそ。明日香ちゃん、寒くない?」

そう言いながら、明日香の手を取ってみる。

すると、明日香は僕の手を振り払うどころか、一瞬驚いた顔はしたものの、そのままずっと僕の手を握り続けている。

この行動で、僕はすべてを悟った。

― なるほどね…。

本当に嫌だったら、振り払うはず。そして気の強い女性だったら、「手を繋ぐなんて!これは、どういう関係!?」と、問い詰めてくるはず。

でも明日香は何も言わず、ただ僕の手をそっと握り返し続けていた。


そしてこの二度目以降、僕の中で明日香の扱いが、もはや決定的なものになってしまったのかもしれない。

明日香からの好意には、気がついているし、可愛いなとは思っている。でも「この子と付き合おう」という気持ちには、まだなっていない。

そんな時に、再び明日香から連絡が来た。

― 明日香:今、忙しいよね?恵比寿で飲んでいるんだけど…。偶然、近くにいたりしないかな?それか、太陽くんが飲んでいる所でも、どこでも。もし会えれば嬉しいなと思って

その日は僕もたまたま恵比寿におり、急遽合流することになった。

特に何も考えず、変な下心もなく合流したのだが、カウンター席に並んで座り、ふたりでグラスを傾けていた時。明日香が、急に真剣な顔になった。

「太陽くんって…今、彼女いるの?」

これを聞かれた時の僕の咄嗟に思ったことは、「面倒臭い」だった。

でも、それを言うわけにはいかない。だから僕は明日香に変な期待を持たせないようにしつつ、かと言って完全に切れない関係になるような曖昧な発言をした。

「彼女はいないよ。一応マッチングアプリはまだ入っているけど…でも、最近は全然見てないな」
「そうなんだ」
「彼女は欲しいと思っているんだけどね」


ただ、これは本当のことだった。マッチングアプリは、「最近は全然見てない」。でも、明日香だけを見ているわけでもない。

明日香が何を思っているかわかってはいるし、期待させてしまっていることも気付いている。

でも、今の僕には彼女に向き合う準備ができていない。

正直なところ、「今すぐ誰かと付き合う」という気持ちになれないだけだ。

仕事は忙しいし、自分の時間を楽しみたい気持ちもある。でも、明日香を手放したくない気持ちも確かにある。

彼女は自立していて、重くなくて話していて楽だ。もし「やっぱり付き合おう」と思った時に、そこにいてくれると助かる。

だから適当な言い訳を作りながら、適度に連絡をしている状態だ。しかも、毎回明日香の方から連絡をくれる。

ただしここから、発展するのか?

その可能性は極めて低いと思う。でも僕的に、完全にゼロにはしたくない。

そのため、LINEも適度に送る。

誘われれば断る理由もないので会う。いなくなったらそれはそれで寂しい。

― 明日香に彼氏ができたら、この関係は終わるんだろうな。

それまでは一旦、このままでいいと思っている。


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▶1話目はこちら:「この男、セコすぎ…!」デートの最後に男が破ってしまった、禁断の掟

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たった一度のデートで女が完全拒否した理由

配信元: 東京カレンダー

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