数多の会食を電通時代に経験し、会食の猛者としてそのノウハウを伝える会食専門家・yuuuさん。
そんなプロの実力はいかなるものか、yuuuさんに東カレ編集長を接待してもらった。こちらからのリクエストは、「麻布で予算1万円」のみ。
麻布会食・密着レポート第1弾は、お誘いメールから当日の段取り、会話の“アイスブレイク”まで。
元電通で現在も会社員。会食関連の企業研修多数。6日で重版した著書『ビジネス会食完全攻略マニュアル』が発売中。
今年で編集者歴25年目。男性ライフスタイル誌を経て現職。飲食関係者との会食が多い。yuuuさんと会うのは3回目。
会食は前日から始まっている!リマインドメールも個性を出す
― yuuuさんの行動の裏側をこっそり解説 ―
リマインドメールは前々日に天気予報付きで
項目を明瞭に、住所はコピペしやすいなどを意識。天気予報は先方の傘の用意に繋がり、2軒目移動にも備えられる。
会食当日、麻布十番18時55分
3月某日、夜7時。日紫喜が、yuuuさんの選んだ麻布十番『喃喃(ナンナン)』に到着する。
― yuuuさんの行動の裏側をこっそり解説 ―
当日初めて利用するお店は選ばない
知っている店か、初めての場合は下見を。下見では衛生面、お手洗いの位置、接客の雰囲気、携帯の電波状況などをチェック。
約束の19時、編集長到着。もちろん起立でお出迎え
奥の半個室に入ると、そこにはyuuuさんの姿が。
日紫喜に気付いた瞬間、すぐさま起立して「今日はありがとうございます!」と笑顔。スタートから元気満タンである。
十番駅近で外苑東通り沿い。その上、個室で夜景!店スペックはこだわり抜く
日紫喜がこの店に来るのは初めてで、半個室の窓の外の夜景に「港区っぽい」と早速ご機嫌に。
― yuuuさんの行動の裏側をこっそり解説 ―
オススメを伝えつつ1杯目のご提案を
相手がスムーズにドリンクを選べるように、その店らしい1杯目を提案。メニューを先方側に置き、指で示すと分かりやすい。
まずはカンパーイ!
この店にした理由をyuuuさんに聞いた。
「ワイン好きの日紫喜さんに合いそうなナチュールが充実のお店で、コース¥7,000。
何度も利用していますが、美味しくてスタッフのホスピタリティが素晴らしいです。接客レベルは会食において非常に重要。場合によってはお店に“今日はよろしくお願いします”と手土産を渡すこともあります。
あと、日紫喜さんも年度末で会食続きだろうから、体に優しい自然派ビストロという点も決め手です」
序盤から話が弾むふたりだが、会食のプロは会話で3つのステップを意識していた。
会話の初手は「共通点探しゲーム」をするとうまくいく
「最初は共通点探しゲームのような話。次は少しステップインした話、最後は熱い話で締めくくります。
仕事に情熱を注いでいるという印象のためです。お酒も入るので会食で仕事の判断を求める話は原則しません」
残り3割でのドリンクオーダーがちょうどいい
― yuuuさんの行動の裏側をこっそり解説 ―
ドリンクの追加注文は残り3割のタイミングで
相手のグラスが空にならないように、残り3割で次に何を飲むか聞く。注文の際、自分の杯が残っていたら合わせて飲み干す。
店のスタッフのホスピタリティは会食を左右する
― yuuuさんの行動の裏側をこっそり解説 ―
チェイサーの先回りで酔わせない気遣いを
酔い対策として、お酒を頼む際にチェイサーもお願いする。水があることで、密かにお酒のペースを抑え、経費削減にも。
沈黙は良いインターバル。相手の会話のペースを察知し、沈黙が訪れても焦らないこと。相手が料理に集中したい瞬間もある。
◆
会食の序盤から“プロ技”が連発。ワインでご機嫌の日紫喜をもてなす、yuuuさんの「超接待」の全貌は、6月19日(金)公開予定の「第2弾」へ続く!
本日の会食場所に選ばれたのは……
麻布十番の自然派ワインビストロ『喃喃(ナンナン)』
鳥居坂下のビルで15年続く。ナチュラルワインを中心に約300種を常備する。名物の「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」には3日かけてソースを作るなど、細部までこだわる料理が好評。
コース¥7,000~、グラスワイン¥1,200~、個室料¥5,000~。
■店舗概要
店名:喃喃
住所:港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス 4F
TEL:03-5786-3445
営業時間:18:00~LO22:30(土祝17:00~LO22:30)
定休日:日曜
席数:テーブル30席、個室2(10席)
▶このほか:【一流経営者が選ぶ会食店4選】驚きと安心感で心を開く「記憶に残る名店」


