2026年3月、日本初上陸の「1 Hotel Tokyo」が赤坂に開業。
2015年に米国で始まった「1 Hotels」の1には、“私たちの住む地球はたった1つ=1 World”であり、“世界を旅する人々こそ世界を大切にすべき”という哲学が表されている。
つまり、自然に重きを置くラグジュアリーホテルであり、その表現の面白さが滞在の醍醐味だ。
創設者は、『W Hotels』を立ち上げたことでも知られるホテル界のカリスマ、バリー・スタンリヒト氏
「1 Hotel Tokyo」は大都会で自然への敬意を謳うラグジュアリーホテルだ。
地上入り口の壁からして植物が茂り、38階に上がればロビーも植物が豊か。すべて生きた状態で、切りものは置かないのが「1 Hotels」のポリシー。
ホテルのサステナビリティへの取り組みに興味がない人も、ここで開眼するかもしれない。
隣のショップで飲料を購入すれば利用できるラウンジ。植物の合間から高層ビルが見えるコントラストも、ここならでは。均一にしない特注家具のセンスにも注目
植物は38階で300鉢以上、館内全体では1,500鉢以上もの数がそろう。単に緑が多い印象に終わらないのは、デザインに自然や資源への意識が表現され、調和を極めているから。
例えばラウンジのランプはバナナの皮が原材料に。
古材を生かした空間を手掛けたのは、NYを拠点に活躍する建築家・相崎 準さん(CRÈME代表)
レセプションのカウンターは豪州の鉄道の枕木。その隣にはフリーで提供する不ぞろいりんごが!
高級ホテルでここまで再生材を扱うのはまれ。しかも結果的に38階はとびきりお洒落な“空中庭園”となる。
全室バスタブと寝室の間がガラス仕切り。「スカイライン・キング」(41㎡)1泊1室¥114,908~
客室もサステナビリティのネタが満載だ。ゆとりある造りのバスルームには謎の砂時計。これは“水は限りある資源”と暗に示し、シャワーの長時間利用を抑制する。
実際、シャワー開始と同時に砂時計をひっくり返すと、「早くシャンプーを終わらせねば!」と頑張ってしまうから面白い。
タオルやベッドリネンなど肌に触れるものには上質な自然素材を利用し、終始快適。心地良く過ごせる部屋は、全室浄水タップ付きなのもいい。
Don’t Disturbを表す(Not Now)。裏は清掃を表す(Now)。電動ボタンによるサインも一応はあるが、大都会で触る石ころだからいい
Don’t Disturbの札の代わりに石ころ(Now /Not Now)を外の棚に置くのもユニークだ。
全室の居室に廃材などをリユースした装飾を施し、ハンガーは再生紙や古木で作られ、「元はラブレターでした」なんて出自まで記す。
遊び心もあるから、サステナビリティを身近に感じるのだ。
創設者の「ジムは一番眺望の良い場所に」との声から東京タワービューのジムが実現。24時間利用可
隅に配置されがちなジムが絶景を望むのもここらしさ。ランニングマシンでは、いくら走っても近づかない東京タワーと対峙する。
ほかにもウェルネス施設は38階に集約。全宿泊者がフリーで利用可能な「バンフォード ウェルネス スパ」でのボディトリートメントを体験したり、宿泊者限定のインドアプール(18m)や屋外デッキで寛いだりと、アーバンリゾートなひとときを満喫できる。
ロビー内のバー『Spotted Stone』。国産クラフトジンを50種以上そろえ、ジンベースのカクテルが多彩
38階“空中庭園”は、夜は少しギラつくのが絶妙。定期的にDJが入るし、高級ホテルに珍しい50種以上もの国産ジンをそろえるジン専門バー『Spotted Stone』となる。
食前酒にも食後酒にも最適なジンでの乾杯は、艶っぽさを帯びる。
『NiNi』のディナーメニューより「イカのファルシ」
『NiNi(ニニ)』は、南仏の地中海料理と日本の食材・技が融合するレストラン。100席以上備えているから急な会食にも便利で、夜景の特等席はデートに最適。
宿泊者限定の朝食ビュッフェ(¥7,500)は、野菜が多めでヘルシー。「南仏風エッグベネディクト」など、8種あるメインから一品注文できる。
ディナーはもちろん、ランチやアフタヌーンティーなどはビジターも可。ちょい飲みにもオススメのバーカウンターもあって、朝から晩までさまざまな利用シーンで重宝しそう。
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自然やサステナビリティと都会の洗練が調和した「1 Hotels Tokyo」。そのステイの決定打は、バスアメニティ「バンフォード」が客室に漂わせるゼラニウムの香りかもしれない。
■施設概要
施設名:1 Hotel Tokyo
住所:港区赤坂2-17-22 赤坂トラストタワー 38~43F
TEL:03-6441ー3040
料金:1泊1室2名¥95,200~
部屋数:211室


