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JR東日本が「QR乗車券」導入へ 次世代「自動改札機」の動きも...改札をくぐる動作に変化が

JR東日本は2026年6月9日、現行の磁気近距離乗車券を2027年春頃から順次廃止し、代わりにQRコードが記載された乗車券を導入すると発表した。

このQR乗車券は、Xでも非常に大きな話題となった。QR乗車券の意義は何か。この先、「乗車券を自動改札機に通す」という行為がもはや過去の光景になりそうで、改札をくぐる動作が今後大きく変わりそうだ。

JR東日本が「QR乗車券」の導入を発表(写真はイメージ)

乗車券が大型化...QRコードリーダーに「かざす」

私たちがふだん「切符」と呼んでいる鉄道の乗車券は、かつて専用のハサミで切り込みを入れていた。

90年代に入ると、自動改札機が全国的に普及してハサミは過去の遺物と化した。自動改札機は瞬時に乗車券を認識し、券面に穴を開けてしまう。故障の可能性はあるが人間がするようなミスは絶対にしない。すぐに自動改札機が普及し、人間の改札係は姿を消した。

それと同様のことが、まさに今起きようとしている。QR乗車券は「自動改札機に通す」のではなく、QRコードリーダーに「かざす」方法が採用される。

それに合わせて、乗車券も大型化する。従来の磁気乗車券は30×57.5mmだが、QR乗車券は57.5×85mm。磁気乗車券の横幅とQR乗車券の縦幅が同じ長さという、相当な大型化が実施されるのだ。これは記載のQRコードをリーダーに確実に読み取らせるための施策と思われる。

スマホを取り出さなくても...「ウォークスルー改札」で入出場

一方、JR東日本は同社の交通系ICカード・Suicaのリニューアルに向けて踏み切っている。

Suicaは現状、「タッチ&ゴー」と呼ばれる方式を採用している。カードを自動改札機の認証パッドにタッチし、ゲートを開いて進む手順だ。

ところが、それに代わるものとして、UWB(Ultra Wide Band)対応スマートフォンを活用する方式のウォークスルー改札がテックイベント「GATEWAY Tech TAKANAWA2026」で公開された。また、その体験会も話題を集めた。

この次世代の改札は、スマホをポケットやバッグから取り出さなくとも、自動的に自動改札機と接続される仕組みだ。たとえば、ベビーカーを押している人が、スマホを出して自動改札機にタッチしなくともスムーズに通過できる。つまり、ICカードをかざさなくても、「素通り」するだけで入出場ができるのだ。

新しいSuicaのウォークスルー改札は、そのほかにも複数の認証手段を用意するのではないかとみられる。その最有力候補が顔認証だ。UWB対応スマホを所持していなくとも、自分自身の顔をそのままカードのように活用できる。顔認証システムは、Osaka Metro等の私鉄や路線バスで既に導入が始まっている。

JR東日本は、今後これらの認証手段を複数そろえ、柔軟性に富んだ次世代の自動改札機の開発・導入を目指すと思われる。すると、QR乗車券の導入は自動改札機のサイズにも影響するかもしれない。従来のような横長の自動改札機は必要なくなるとしたら、QRコードとタッチ&ゴー、そしてウォークスルーに対応するより小型な自動改札機となっていくのだろうか。

(澤田真一)

配信元: J-CASTニュース

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