◆キャストを指導するときに気をつけていること

田口:ありがたいことに僕きっかけで来店していただく方も多いです。
でも、現場で新たな推しを見つけるケースも増えてきて、それはキャストのやる気に繋がるし、店的にもとてもいいことだなと感じています。
あくまで僕はきっかけでよくて、そうしたいい循環のとっかかりになれたらいいんですよね。
――キャストを育成する際に、アイドルとしての経験は役に立っていますか?
田口:ステージに立ったり、レッスンを重ねた経験は間違いなく役に立っています。
ただ、この店は僕たちがコンサートをしていた東京ドームのような大規模な会場とは違って、手を伸ばせば届きそうなほど距離が近いんですよ。客席からよく見える分、細かい部分への心配りもするように指導しています。
僕がレッスンを受けた当時は、怒鳴られたりするのが当たり前の古い指導方法だったんですよね(笑)。
いま教えているなかには20歳前後の子もいますし、そんな時代じゃないので、さすがにそこは現代風に調整してやってます。
◆「しくじり先生」に出てみたい

田口:なんだかんだ言って影響力は大きいですし、やっぱり地上波のテレビに出たいですね。
特大のしくじりがあるんで『しくじり先生』とか、アリじゃないかなぁと勝手に思っています。
歌手活動も続けたいです。僕ももう今年で40歳になりますが、郷ひろみさんや田原俊彦さんが現役で活躍されているのを見ると、まだまだ頑張れるはずだって思えます。
少しでも見た目を保てるように、エステに通って肌のメンテナンスをしたり、体力づくりのために週に2回くらいトレーニングもしています。
――田口さんは堺雅人氏が主演を務めた2012年のドラマ『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)への出演など、俳優業もされていました。お芝居に対するモチベーションはいかがでしょう。
田口:すごくあります! 最近だと縦型のショート動画に出演したり、役者としての仕事もやっていきたいです。
――来るもの拒まず的な?
田口:オファーがあるだけで嬉しいんで、いまなら全部受けちゃう勢いです(笑)。
――田口さんは日本プロ麻雀協会所属のプロ雀士でもありますが、麻雀での目標はありますか?
田口:麻雀プロになったきっかけが、プロリーグである『Mリーグ』参戦で、その目標は変わっていません。ただ、企業チームからドラフトで指名されないとMリーガーにはなれないので、今後もとにかく頑張るしかないなと。

