
文具のとびら編集部
三菱鉛筆は、インドのLINC LIMITED社との共同出資によるインドにおける合弁会社「UNI LINC INDIA PRIVATE LIMITED」の事業を開始したと2025年10月2日に発表した。合弁会社の所在地はグジャラート州。資本金は2億ルピー(日本円で約3億4,000万円)で、出資比率は三菱鉛筆が51%、LINC社が49%。
現地ニーズに合わせボールペン生産
同事業においては、三菱鉛筆の製品開発力、高い品質を持つブランド力と、LINC社の現地での豊富な知識、流通ネットワーク、ブランド力とを融合させ、筆記具の製造および販売を行う。合弁会社は、両社協力の下、日本の技術と品質を、インドを中心としたユーザーが入手しやすく魅力的な製品にして提供し、インド市場における新しい筆記具のスタンダードを提案していくことを目指している。
合弁会社での生産は、今年9月からインド市場のニーズに合わせたボールペンから開始した。まずは、三菱鉛筆の高い品質を保ちつつ、インド市場のボリュームゾーンに適した価格帯での製品開発に注力していくという。今後、製品ポートフォリオを段階的に拡大し、より付加価値の高い筆記具への展開を行うことで、ユーザーの選択肢を広げ、現地でのポジションを強化していく予定。
10月1日には工場の開所式が行われ、三菱鉛筆とLINC社の両社が出席した。この式典は合弁会社の事業開始を記念するとともに、未来に向けて規模を拡大していくパートナーシップの始まりとして催された。
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