「江田島ブレンド ストロング」は、ニューヨーク国際オリーブオイルコンペティションで開催された品評会で金賞を受賞。左から、マイルド、ミディアム(共に50ml・1600円~)、ストロング(50ml・1850円~)●広島県は、地域ごとに海山里さまざまな食材に恵まれた、日本の縮図ともいえる地域です。今回は広島市からフェリーやクルマで1時間ほどの距離にある瀬戸内の島・江田島を旅したら、絶対に手に入れたい銘品を紹介します。
広島市内から陸路や海路でわずか1時間足らずとアクセス抜群にもかかわらず、穏やかで豊かな自然と食材に恵まれた江田島(えたじま)。
瀬戸内海の温暖な気候と豊かな自然が育む鮮魚や島野菜、オリーブなど魅力的な食材は数え上げればキリがないほど。
もちろん他にも工芸品や景勝地など見どころは目白押し! 今回はその江田島を訪れたら、絶対手に入れたい銘品みやげをご紹介しましょう!
『瀬戸内いとなみ舎』のオリーブオイルはマストバイ
画像の瓶は、エクストラバージンオリーブオイル。江田島でオリーブを栽培し、オリーブオイルを製造している『瀬戸内いとなみ舎』のものです。降雨量が少なく温暖というオリーブオイルに適した環境のもと2019年からオリーブの栽培をスタートした、瀬戸内いとなみ舎。国際的な品評会などで優秀な成績を収めていて、個性あふれるオリーブオイルづくりを行う会社として、現在では県外でも知られた存在です。
「オリーブオイルは調味料」と語るオーナーの峰尾さんいとなみ舎ではオリーブ園の見学ができるほか、オリーブオイルのテイスティング体験も実施中。
テイスティングでは、豆腐をはじめとするさまざまな食材とオリーブオイルとのペアリングを楽しめます。
豆腐にオリーブオイルをかけて試食。まさに目からウロコのペアリング体験!テイスティングを通して、今まで知らなかったオリーブオイルの魅力や使い方など、さまざまな“気づき”が得られますよ。
●INFO
瀬戸内いとなみ舎/オリーブラボ江田島
住:広島県江田島市能美町中町3769ー1
https://itonamisha.thebase.in/
マイクロブルワリー『江田島ワークス』のクラフトビール
IPA、ヴァイツェン、ゴールデンエールを軸に季節限定のビールもつくっている江田島のご当地ブルワリーである『江田島ワークス』。地元の蔵元・津田酒造の敷地内に小さな醸造所を構えるマイクロブルワリーです。
2023年に誕生した江田島ワークスの醸造所[食楽web]江田島産の八朔を使ったビールをはじめ、江田島らしいクラフトビールを醸造しています。島内の至るところで販売されているのでお土産に最適ですよ。
●DATA
江田島ワークス
住:広島県江田島市能美町中町2372-1 津田酒造内
https://tsudasyuzo.com/shop/product/ew-cbs/
『津島織物製造』伝統の紙布工芸品
和紙製の糸を使い専用の織機で織り上げていく明治23年の創業以来、国内でも希少な伝統的な紙布を作り続ける老舗織物メーカー。和紙を撚(よ)って糸状にし、それを織り上げた紙布は、調湿性や耐久性に優れており、現在も壁紙などとして重宝されています。
紙布を使ったバックや照明なども販売最近ではその希少性の高さから、アート作品やデザイナーズ住宅などでも注目されています。
紙布製のうちわを手にする5代目社長の津島久人さん。所要時間30分前後でうちわづくりを体験可能。余った紙布でしおりもつくれるこちらでは、紙布を使った「うちわづくり体験」(要予約)を実施しています。旅の思い出づくりにもうってつけですよ。
●DATA
津島織物製造
住:広島県江田島市能美町中町2267-2
TEL:0823-45-2626
江田島焼の窯元・沖山工房でこの世に一つの器をつくる
工房の入口にあるショップでは、ご主人・沖山努さんの作品を購入可能地元産の牡蠣の殻を使用した釉薬を塗って焼成した、独自の「江田島焼」をつくる窯元。茶褐色や灰色の深みある風合いが特徴で、器一つひとつ、すべて異なる表情を楽しめます。
陶芸体験では、ご主人の沖山さん自らが陶器について、江田島焼についてレクチャーしてくるこれまで廃棄されることが多かった牡蠣殻を使ったサステナブルな取り組みは、県内でも高い注目を集めています。こちらの工房でも陶芸体験(要予約)が可能。沖山さんのユーモア溢れる指導を楽しみながら、自分だけの江田島焼をつくることができますよ。
●DATA
沖山工房
住:広島県江田島市江田島町宮ノ原3-14-1
TEL:0823-42-4309
