
素敵な大人世代は、どんなファッションを楽しんでいるの?
そんな疑問にこたえるべく、インスタグラムなどで発信しているおしゃれ上手さんを取材。
年を重ねるほど、生き方そのものが投影されるファッション。
こだわりや着こなし方を教えてもらいました。
今回のおしゃれ上手さんは・・・
SNS総フォロワー数11万人超えのブランディングスタイリスト
冨永彩心さん
スタイリストとして活動後、専業主婦に。13年のブランクを経てセレクトショップ販売員として復職、52歳でパーソナルスタイリストに。著書に『45歳からの「似合う」が見つかるおしゃれ塾』(主婦の友社)。@tomiayam
〝おしゃれ迷子〟脱出への近道は「思い込み」を捨てること
ブランディングスタイリストとして、多くの女性をおしゃれに変身させ、〝あやみん先生〟と親しまれる冨永さん。
自身もおしゃれによって救われた経験があるそう。
「50歳前後は介護や夫の失踪などが重なり、自分のことは構っていられない状態。離婚を機に、好きな服を着ることが、生きるのを楽しむことにつながると気づいてこの仕事を始めました」。
そんな冨永さんが大切にしているのは、〝年相応〟ではなく〝時代相応〟。
「好きなものが同じだからずっと同じファッション……というのは無理があります。年相応になる必要はありませんが、〝若いころから変わらずこれが似合う〟という思い込みは捨てるのが大切」
また、冨永さんのもうひとつのこだわりはサイズ選び。
「ふだんのサイズと、その前後も試着してほしい。ユニクロやGUはサイズが豊富です。大きめは今風だし、アイテムにより似合うサイズは違います。自分を知ることがおしゃれの第一歩です」
大人の白シャツはデザインと着こなしで華やかに
仕事柄白シャツをよく着る冨永さん。「プレーンなものだと制服っぽくなってしまうので、デザインに特徴があるものを。
ボタンをいくつか開けて少し肌見せすることで、こなれ感が出ます」
シャツ、デニム/ともにカレンソロジー、パンプス/ウィムガゼット、バッグ/メゾン マルジェラ、イヤリング/ネコアフロ、バングル/トゥデイズスペシャル、メガネ/ファースアファース(グランパグラス)
衿裏と袖口に刺しゅうがあり、衿を立てて着たときのワンポイントになるのがおしゃれ。ハリのある素材で決まりやすい。
めがねがトレードマークの冨永さん。
「存在感のあるめがねをかけると、それだけで今っぽい雰囲気になるのでおすすめ」

