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サンルームは増築になる?条件と注意点をわかりやすく解説

サンルームは増築になる?条件と注意点をわかりやすく解説

3.サンルーム増築の費用相場と補助金

サンルームの後付けを考えたときに気になるのが、費用面だと思います。
前章で説明したように、固定資産税をシミュレーションする指標にもなりますので、ここで目安となる費用を確認しておきましょう。

3-1.サンルーム増築の費用目安

サンルームを後付けするときの費用目安は58〜207万円と、方法によってとても費用幅があります。以下に見てみましょう。

<1.5~2間のサンルームを後付けする場合の費用相場>
タイプ・商品 費用相場
テラス囲いタイプ 58~150万円
バルコニー囲いタイプ 61~114万円
ガーデンルームタイプ 150~207万円
▽オプション
吊り下げ物干し 2.2~2.3万円
内部日よけ 8.2~13.8万円
側面換気パネル 12.5万円

※本体工事+取付施工費での計算、※サイズは規格LIXIL製品での大きさ

テラスの側面や天井にパネルを付けるテラス囲いと、既存のバルコニーに壁と屋根をつくるバルコニー囲いは58〜150万円と、比較的費用を抑えられます。
一方で、基礎をつくり、三方をしっかりと壁と屋根で囲む気密性・水密性が高いガーデンルームは150〜207万円と、とても高額です。
さらに物干しや日よけ、換気などのオプションを付けると追加費用がかかるので、それらも加味して予算を考えましょう。

サンルームの増築費用を詳しく説明した記事がありますので、ぜひこちらも参考にしてください。

サンルームの増築費用を解説!施工事例や増築の際の注意点も紹介

3-2.補助金・助成金が使えるケース

サンルームを増築するときに利用できる可能性があるのは、自治体主体のリフォーム補助金・助成金です。よく見られるのが、市内の会社に依頼するリフォームや、三世帯同居・近居を目的としたリフォームが対象の制度です。

ただし、要件や補助額は自治体によって異なります。まずはお住いの地域の役場で確認してみましょう。 回答

【外構工事・エクステリアリフォーム】費用・補助金・事例16選

4.サンルームの増築を失敗しないためのチェックリスト

増築は、後悔や失敗がとくに多いリフォームです。
工事後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、失敗を防ぐためのポイントを確認しておきましょう。

4-1.建ぺい率・容積率を確認

前述のように、増築ができるのは建ぺい率と容積率の制限内です。
まずは、増築が可能であるかを確認しておきましょう。

庭が狭くてもサンルームはつくれる?

建ぺい率と容積率の制限内であれば、次のようなアイデア次第でサンルームをつくれます。

掃き出し窓の前スペースを利用する

縁側の延長のような形で設置する

ベランダやバルコニーをサンルームにする

 

ただし、サンルームの設置には床面積以外にも、隣家との距離や採光、通風などさまざまな課題が出てきます。それらの点も考慮したプランを、リフォーム会社に相談しましょう。 回答

4-2.増築にあたるかを施工業者に確認

サンルームが建築基準法上の建築物になるか、それとも工作物になるかの判断はとても難しく、増築になるのかまで含めて判断するのは容易ではありません。
自分たちが希望する工事内容が増築にあたるのかは、リフォーム会社に相談するのが確実です。増築を避けたい場合には他の選択肢も提案してもらえるので、まずはリフォーム会社に相談してみてください。

4-3.必要に応じて断熱・結露対策を検討

ガーデンルームはガラスやポリカーボネートなどで囲むだけなので、断熱性が高くありません。子どもの遊び場や居住空間の延長として増築する場合は、二重または三重構造のガラスを採用するなどして、断熱性の確保と結露対策も行うことをおすすめします
必要に応じて、外部へのシェード、または断熱・遮熱効果があるカーテンの取り付けなども検討しましょう。

4-4.資産価値への影響を確認

固定資産税と都市計画税、火災保険料などは、サンルームを所有し続ける限りはかかる維持費です。1年単位だとそれほど大きな負担でなくとも、10年、20年で考えると、高額な費用になります。
「リフォームしたら終わり」ではなく、その後にかかってくる維持費も事前にシミュレーションしておきましょう。

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