◆疲れの原因のヒントになるのは「好みの女性タイプ」?

そんな人は、そもそもの疲れの原因を認識し直すべきかもしれない。そして、そのヒントになるのが、意外にも「好みの女性タイプ」だという。医師で脳生理学者の有田秀穂氏が解説する。
「疲れというと筋疲労などの肉体的な原因を思い浮かべますが、現代社会で多いのは圧倒的に“頭=脳の疲れ”です。それらの疲労の裏には、実はセロトニンをはじめとした脳内ホルモンの動きが原因になっていることが多い。例えばドーパミン優位な人は刺激中毒なので、燃え尽き症候群的な疲れ方をしている傾向が強い」
有田氏によれば、疲れだけでなく、性格の形成にも脳内ホルモンは深く関与している。
「日常の繰り返しや生活習慣の積み重ねが脳内ホルモンの働きに影響を与え、それはやがて『性格』として表れます。つまり、疲れ方と性格はともに脳内ホルモンの働きに左右されているものなので、強い関連性があるのです」
◆好みの女性タイプは自分の性格の有効な分析手段に
すなわち、自分の性格傾向がわかれば疲れの原因解明にも近づくことになる。とはいえ、自分の性格ほど理解が難しいものはない。そこで有効な分析手段となるのが好みの女性タイプなのだ。恋愛学を教える早稲田大学の森川友義教授が話す。「アメリカの人類学者、ヘレン・フィッシャーは、体のなかにある4種類のホルモンが主導的に性格を決めているとしたうえで『どの脳内ホルモンが優位になっているかで恋愛傾向が変わる』と指摘しています。つまり、自分がどんな女性に惹かれるかを知れば、そこから逆算して、どの脳内ホルモンが優位に働いているか、さらにそれらによってどんな“疲れ原因”があるのか……という分析も可能かと思います」
セロトニン、ドーパミン、テストステロン、オキシトシンの4種類それぞれのホルモンに対応する「4つの女性タイプ」から疲れの原因がわかるというのだ。その分類は以下のとおり。
①朝ドラヒロイン風はつらつ女子好きのあなたは……セロトニン体質
②女優風キラキラ女子好きのあなたは……ドーパミン体質
③バリキャリ風ギラギラ女子好きのあなたは……テストステロン体質
④良妻賢母風もちふわ女子好きのあなたは……オキシトシン体質

