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中年の謎の疲れの原因は「好きな女性のタイプ」に隠されている!? 脳科学が解明する“4つのホルモンタイプ”とは

中年の謎の疲れの原因は「好きな女性のタイプ」に隠されている!? 脳科学が解明する“4つのホルモンタイプ”とは

◆加齢によって疲れの質も変化

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また男性の場合、各ホルモンの活性化に影響しているのが、性ホルモンであるテストステロンだ。テストステロンは加齢によって減少するが、それが性欲だけでなく、疲れの原因に関わってくる。前出の脳生理学者・有田氏も、ホルモンの重要性について、こう続ける。

「若い頃は昇進やマイホームなど、即物的な目標を達成して得られる“ドーパミン的幸せ”を追いがち。女性から得たい刺激も、高嶺の花を手に入れたいという“恋”のような気持ちだったり、性行為のようなテストステロン的刺激を追い求めがち。ただ、それらの動きが鈍くなる中高年期以降は、その2つに連動してセロトニンの働きも弱まりやすいんです」

それに加え、現代社会はセロトニンが弱まり、ドーパミン中毒になりやすいような仕組みになっている。

「朝から晩までパソコンやスマホに向かうことで大脳皮質の認知機能が疲弊し、眠れなくなってしまう。十分な睡眠が取れないと、慢性的な疲れに繫がり、うつっぽい思考や行動になったりするんです。それがセロトニン不足を引き起こして、悪い循環に陥ってしまう原因になります」

その体内の変化は、女性の好みの変化でも窺い知れる。

「テストステロンの減少は、性欲や性格にも変化をもたらします。相対的にオキシトシンの作用が強まると、女性には若さや性的魅力より癒やしを求める傾向が強まります」(前出・森川氏)

この「疲れの原因診断」をやることで、若い頃はドーパミン・テストステロン的疲れだったものが、いつの間にかセロトニン・オキシトシン的な疲れに変わっていた……といった変化に気づく一助になるかもしれない。

【脳生理学 有田秀穂氏】
東邦大学医学部で坐禅とセロトニンについて研究。退職後、名誉教授に。メンタルヘルスケアを学ぶ「セロトニンDojo」主宰
好みの女性タイプでわかる[男の疲れ原因]診断
脳生理学の有田秀穂氏

【早稲田大学教授 森川友義氏】
国連勤務などを経て現職。政治学者として少子化対策を考え、独自に恋愛を学問的に分析する「恋愛学」を確立し全国で多数講演
好みの女性タイプでわかる[男の疲れ原因]診断
早稲田大学教授の森川友義氏

【心理カウンセラー 下園壮太氏】
元・陸上自衛隊衛生学校心理教官。自殺予防、惨事ストレスコントロールを教える。’15年に定年退職後、現職。講演、メディア出演多数
好みの女性タイプでわかる[男の疲れ原因]診断
心理カウンセラーの下園壮太氏

【脳科学専門コンサルタント 佐藤洋平氏】
オフィスワンダリングマインド代表。認知や情動の脳機能を研究、学術支援やメディア運営を通じて「人間とは何か」を多方面に探究
好みの女性タイプでわかる[男の疲れ原因]診断
脳科学専門コンサルタントの佐藤洋平氏

取材・文/週刊SPA!編集部

―[好みの女性タイプでわかる[男の疲れ原因]診断]―

配信元: 日刊SPA!

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