いつまでも輝く女性に ranune
不動産相続はどのように評価する?知っておくべき4つの評価方法

不動産相続はどのように評価する?知っておくべき4つの評価方法

Q5. 生命保険金は遺産分割協議の対象になりますか。

A. 被相続人が死亡した際に受け取ることができる金銭として、生命保険金があります。

生命保険金は遺産分割の対象とはなりません。生命保険契約は第三者のためにするものなので、保険金の受取人として指定された人が生命保険金請求権を自分の固有の権利として取得します。このため、遺産分割の対象となる相続財産には原則として含まれません。

※1 親族……民法上、親族とは六親等内の血族、配偶者および三親等内の姻族をいう。

Q6. 失踪宣告について教えてください。

A. 失踪宣告とは、不在者について一定の要件を満たしたとき、これを死亡したものと見なし、財産関係などについての法律関係を一度確定させるための制度です。利害関係者が家庭裁判所に失踪宣告の申し立てをし、その生死が七年間明らかでないとき、普通失踪として扱われることになります。

また、戦争、船舶の沈没、震災などの死亡の原因になり得る危難に遭遇し、その危難が去ったあと一年間その生死が明らかでないとき、特別失踪※1(危難失踪)が家庭裁判所に申し立てることで認められます。

普通失踪により死亡と見なされる日は、行方不明になってから七年が経過した日です。いつから七年なのかは、最後に当該者の生存が確認された日からです。つまり、この日が行方不明者に対する相続開始日になります。

特別失踪は一般的な行方不明ではなく、先述の(船舶の沈没など)特別な危難に遭遇して行方不明になった場合です。特別失踪を家庭裁判所に申し立てできるのは、危難が去ってから一年間、当該者が行方不明の場合です。ただし、死亡と見なされる日は、一年後ではなく危難が去ったときです。これが相続開始日となります。この点、要注意です。

あなたにおすすめ