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『探偵!ナイトスクープ』で話題、“猫のかぶりもの”をする人物の正体は?有名芸能人の子どもとして生まれた孤独と14年間の引きこもり生活

『探偵!ナイトスクープ』で話題、“猫のかぶりもの”をする人物の正体は?有名芸能人の子どもとして生まれた孤独と14年間の引きこもり生活

◆もともとは占い師。同僚から嫉妬され…

――引きこもるきっかけについて聞かせてください。

ササヤマメリー:若い頃、私は占い師として活動していました。当時、大阪梅田で10人程度の占い師を束ねる占い館という組織があって、新人として入れていただいた形です。当初、各々の占術を尊重し合う空気もあり、ランチにみんなで行くなど非常に仲良くさせていただいておりました。

 ところが私の占いが評判になり、テレビ番組や雑誌などで大きく取り扱われるようになると、同僚から嫉妬をされるようになったんです。たとえばミーティングの席で「指名が多いのは受付の人に便宜を図ってお客さんを紹介してもらっているのでないか」などの根も葉もないことを言われるようになりました。そうしたしがらみが苦痛になり、私は5年ほどで占い師の職を辞することにしました。それ以来、途中で社会復帰した時期を挟みながら、家にずっといるようになったのです。占い師としてまとまったお金が手に入ったからこそ、長い引きこもり生活にも耐えられたのだと思っています。

◆有名人の父は自身の現状を「知らない」

――『探偵!ナイトスクープ』では、お父様が超有名芸能人であることも話題になっていました。

ササヤマメリー:事実です。しかしそのことは、私の人生にとって必ずしもよいことばかりではありませんでした。父は視聴率の高い番組にも頻繁に出ていましたから、幼い頃に同級生から「お父さんに頼んで、◯◯のサインもらってきて」というおねだりをされるのは日常茶飯事でした。だんだん、友人が自分に近づいてくる目的が、父親やその周辺にいる芸能人を目的としているのではないかという疑念にかられるようになったんです。

 大人になっても、親友だと思っていた人が他人に私を紹介する際に、安易に「こいつ、芸能人の△△の子ども」と紹介するのをみて、心が暗くなったのを覚えています。本当の自分ではなく、大物芸能人の子どもという目でしかみてくれないのではないか――転じて、本当の自分なんて好かれる価値がないんじゃないかというふうに考えてしまうようになりました。

――学生時代はそんなふうに悩んだのですね。お父様は、メリーさんのこのご活躍をご存知ですか。

ササヤマメリー:いえ、知りません。番組出演の際も、父の名前は絶対に明かさないことを条件に出ました。私は父を尊敬しています。もっともっと地域に貢献できる力をつけて、認めていただけるようになって親孝行ができたらと考えています。

 世間のイメージと裏腹に、父は非常に厳格な人です。礼儀に厳しく、また時代もあいまって、躾も相当なものだったと思います。私も悪ガキだったのですが、小学校時代の私は常にほっぺたに平手打ちのあとが消えないような子どもでした。躾が厳しいことに反抗して、家出をしたこともあります。そんな厳しい父にも認めてもらえるように、これからは社会のために役立つ人間になりたいと思っています。


配信元: 日刊SPA!

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