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20th Century全国ツアー東京公演レポート 少年隊・光GENJI・SMAPの名曲からトニセン新曲まで披露

20th Century全国ツアー東京公演レポート 少年隊・光GENJI・SMAPの名曲からトニセン新曲まで披露

元V6の坂本昌行、井ノ原快彦、長野博による20th Centuryが6月28日、約2年ぶりとなる全国ツアー『唄う人 踊る人』(8都市17公演)の東京公演を開催。全員が50代に突入した3人が、”歌い継ぐ、踊り継ぐ”をコンセプトに、V6、少年隊、光GENJIをはじめ、時代を超えて愛される名曲を披露した。

登場した20th Centuryの3人
黒地にゴールドの装飾が映えるロングコート姿で登場した3人は、「Supernova」「TAKE ME HIGHER」とV6の楽曲を立て続けに披露し、キレのあるダンスと安定感のある歌声で、会場のボルテージを一気に引き上げた。

序盤のMCでは、井ノ原が「トニセンのコンサートの良いところはちゃんと座れるっていうところですね。長く楽しんでいただくために、体力を温存していただいていきましょう」と呼びかけ、椅子が登場すると「俺たちも座りますかね(笑)」とリラックスした雰囲気を作り出した。また、バックダンサーについている20代前半のジュニアたちから「こんなに歌って踊れる50代は見たことない」「僕もトニセンパパさんのように格好いい大人になれたら」と言われると、坂本「いつからパパ呼びになった?」と笑い、井ノ原は「でもさ、パパでもおかしくない年齢だと思うよ」と頷いた。

少年隊の衣装を身にまとう3人
今回のライブの目玉は、事務所の衣装倉庫から厳選した歴代衣装でのパフォーマンスだ。少年隊の衣装を着て登場した3人。坂本は「時間が経っているけど全然よれていない。生地がいいんですよね。壊れているところもあるけど、あえて直さないでほしいって言った」と話した。井ノ原は「僕は錦織さんの衣装を着てるんですけど、先週に衣装のお礼と誕生日が近かったので『おめでとうございます』って連絡したんですよ。で、返ってきた言葉はひとつだけで、『サンキューベリー、トシちゃん』っていう(笑)」と明かすと、会場は笑いに包まれた。ひと際、衣装の肩が張っている長野は「僕のかっちゃん(植草)なんですけど、ほかの二人より肩パットが多めなのはどうしてでしょうね」とコメント。

ステージ上では生着替えも行われ、光GENJIの『ガラスの十代』へと続く。全身鏡を用いた演出や蛍光カラーのハンカチなど、往年のパフォーマンスが再現された。SMAPの『雪が降ってきた』ではバスケットボールを使った遊び心あふれる演出、J-FRIENDSの『明日が聴こえる』では坂本が「まだまだ行くぜー!」と力強くあおり、会場の一体感をさらに高めた。

光GENJIの『ガラスの十代』を披露した後、坂本は「ガラスの十代は10代のときに歌うべきだな」と指摘。井ノ原が「3人とも50代ですからね」と応じると、長野が「……ガラスの50代」とつぶやいた。坂本は「だいぶ老いたガラスですよ」と続け、井ノ原も「いつ割れるかわからないっていうね(笑)」と自虐ネタで盛り上げる場面も。

組体操を披露する20th Century
ここまで披露した12曲はすべてトニセン以外の楽曲。井ノ原が「やっとトニセンの曲です!」と話すと、この日配信が始まったファンクサウンドと軽快なグルーヴが印象的な新曲『僕らが上書きする世界』をスタンドマイクとともに初披露。振り付けはTRFのSAMが担当した。また、トニセンのライブでは恒例となっている芝居を交えた20th Centuryならではのエンターテインメントも満載。今回は、”笑顔を忘れてしまった架空の国”を舞台にしたオリジナルストーリーで、トニセンの3人が歌の力で笑顔を取り戻していく姿を描く。V6や20thCenturyの楽曲に加えて、「俺たちの友達の曲です!」という振りからComing Century(森田剛、三宅健、岡田准一のユニット)の楽曲などを交えながらパフォーマンスを展開して会場を盛り上げた。

ライブの終盤。V6の『Can do! Can go!』では、おなじみのダンスと銀テープの発射。『サンキュー!ミュージック!』では、「少し先を歩く未来の自分」をテーマにした前向きなメッセージを届けながら、3人が1階客席へ降り、ファンとハイタッチを交わして感謝の思いを伝えた。

最後の挨拶で、井ノ原は「懐かしい曲や僕らが好きな曲をたくさん披露させていただきました。去年の11月からV6のサブスクも解禁されて、自由に曲が聴けるようになりました。でも、まだまだCDじゃないと聴けない曲があって、そういう曲はどんどんやっていけたらいいなって思っております。懲りずに続けていきますので、お互いに健康で、これからもワーキャーしていきましょう!」と呼びかけた。

長野は「皆さんの空気を読む力、乗せ上手な力、そういうところが大好きです。みなさんがいてコンサートが成り立っているんだなと毎回感じております。来年トニセンは30周年になります。これからも一緒に歩んでいけたら嬉しいなと思っております。これからもよろしくお願いします」と感謝の言葉を述べた。

坂本は「今日初めてトニセンのコンサートを観た方が、途中から何を観させられているんだろう?と思うこともあったかもしれません。しかしながら、これが我々のライブです(笑)。普通のライブをやることもできたはずです。でもできない理由が1つありました。それは、こういうライブを楽しんでいる皆さんがいるからです。ですから、責任をとって最後まで僕たちを看取ってください。来年は30周年。新たなスタートという意味で今後も突っ走っていきます!」と力強く宣言した。

ラストは、坂本が「6人にとっても大事な曲」というV6のラストアルバムに収録された楽曲『over』のアンサーソング『トビラ』を披露し、2時間13分にわたるステージの幕を閉じた。「最後まで看取ってください」と観客を笑わせながら、50代とは思えぬキレキレのダンスで会場を圧倒した20th Century。”ガラスの50代”は、まだまだ割れそうにない。

取材・文/吉岡俊

配信元: 日刊SPA!

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