「水中でもクリアな視界を確保したい」と視力に不安のある方におすすめなのが「度付きスイミングゴーグル」です。コンタクトやメガネの代わりとして安全に使用でき、競技用としてはもちろん、レジャーやフィットネス目的でも幅広く支持されています。今回は、度付きスイミングゴーグルの選び方やおすすめモデル、度数が合わなかったり、レンズが外れてしまったりした場合の対処法などを紹介していきます。
度付きのスイミングゴーグルと通常のゴーグルの違い

度付きスイミングゴーグルとは、自身の視力に合わせた度数のレンズが組み込まれたゴーグルです。通常のスイミングゴーグルにはない視力矯正の機能が備わっているため、視力が弱い方でも水中ではっきりとした視界を確保できます。
水中での視界確保によって泳ぎのパフォーマンス向上はもちろん、障害物の発見や周囲との接触防止など、安全性の確保にもつながります。
近年では、スポーティーなモデルからカジュアルなデザインまでラインアップが増えており、競技用だけでなくレジャー用途としても高い人気を集めています。
度付きのスイミングゴーグルの選び方

度付きスイミングゴーグルを選ぶ際は、度数だけでなく、フィット感や機能性、レンズカラーといった要素にも注目することが大切です。使用シーンや目的に合わせて最適なモデルを選ぶことで、水中でも快適かつ安全に泳ぐことができます。
普段よりも弱めの度数のレンズを選ぶ
度付きスイミングゴーグルのレンズは、普段使っているメガネやコンタクトよりも「やや弱め」の度数を選びましょう。水中では屈折の影響で物体が実際より大きく、近く見えるため、陸上と同じ度数を使うと「過矯正」になり、目に負担がかかってしまう可能性があります。
多くのメガネ店やスポーツショップではサンプルレンズを用意しており、実際に装着して見え方を確認することが可能です。まずは弱めの度数から試して、自分にとって快適な度数を探りましょう。
なお、強度の近視や遠視、乱視などで既製品の使用が難しい場合は、オーダーメイドタイプのゴーグルを購入する手もあります。自分の正確な視力や適切な度数が分からない場合は、メガネ店で視力チェックをして購入することをおすすめします。
また、レンズ交換が可能なモデルを選べば、視力の変化や見え方の違和感があった場合に、度数を変更できます。左右の視力に差がある場合でも、それぞれに合ったレンズを選べるでしょう。
使用シーンに適したレンズカラーを選ぶ
度付きスイミングゴーグルのレンズカラーは、使用するシーンに合わせて選びましょう。カラーによって見え方や目への負担が変わるため、適切なレンズカラーを選ぶことで快適性がアップします。
クリア(透明):屋内プールや初心者・お子さまにおすすめ。視界に違和感がなく、自然な見え方が特徴です。
グレー系:まぶしさを軽減しつつ、色の見え方をほとんど変えないため、自然な視界を保ちたい方におすすめです。
ブルー・パープル系:屋外プールや海での使用におすすめ。遮光性が高く、強い日差しから目を守ってくれます。
オレンジ・イエロー系:屋内プールやナイトプールなどのやや暗い環境におすすめです。コントラストをはっきりさせ、視界がクリアに。
ブラウン・ピンク系:競泳やトライアスロンなど、遠くをくっきり見たいシーンに。奥行き感やコントラストが強調されます。
グリーン系:目に優しく、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴。自然でやわらかい見え方を求める方におすすめです。
濃いカラーほど遮光性は高まりますが、その分視界は暗くなります。使用環境に応じて、最適なカラーを選びましょう。
フィット感を確認して選ぶ

度付きスイミングゴーグルを選ぶ際は、フィット感も重要なポイントです。フィット性が高いほど、水の侵入やズレを防ぎ、快適に泳ぐことができます。顔の形や鼻の高さは人によって異なるため、実際に試着して違和感がないかを確認することをおすすめします。
また、クッションの有無も確認して選びましょう。クッション付きモデルは、長時間の装着でも痛くなりにくく、初心者やお子さまでも安心して使用できます。一方、競泳やスピードを重視する場面では、水の抵抗を抑えられるノンクッションタイプが好まれます。
用途や装着時間に応じて、自分に合ったフィット感のゴーグルを選びましょう。
用途に合わせた機能で選ぶ
度付きスイミングゴーグルには、視力矯正だけでなく、快適さや安全性を高めるための便利な機能が備わったモデルも多くあります。使用シーンに合わせて、機能性にも注目して選ぶと、より満足のいくゴーグルが見つかるでしょう。
主な機能には以下のようなものがあります。
くもり止め加工:レンズの内側にくもり止め加工が施されていると、泳いでいる最中も視界がクリアに保たれ、快適に使用できます。長時間のスイミングや競技にもおすすめです。
UVカット加工:屋外プールや海での使用時に、紫外線から目を守るための機能。日差しの強い環境でも安心して使用できます。
ミラー加工:サングラスのように光の反射を抑え、まぶしさを軽減。特に屋外や日差しの強い日には、目の疲れを軽減してくれます。
