昼食も夕食も日本より遅いフランスは、おやつ時間も16時。パリジェンヌが普段食べているおやつを紹介します。
〈ボワシエ〉のカリソン
―8個€12.50―

フランス南部のエクサン・プロヴァンス地方の伝統菓子、カリソン。1454年、ルネ王の婚姻を祝う宮廷菓子として作られたことが起源といわれている。南仏アプト名産のメロンの砂糖漬けと、プロヴァンス産アーモンドをペースト状にし、小舟のような菱形に成形。上部をオレンジ水風味のグラサージュでコーティング。これがプロヴァンスの香りを生み出しているのだ。
かつて葦(あし)でできた簀(すのこ)の上で乾かしていたことから、カリソン(プロヴァンス語で簀の意味)と呼ばれるようになったそう。1827年にパリで創業した老舗菓子店の『ボワシエ』では伝統的なレシピが守られている。天使が描かれた小箱に入った、南仏の味をじっくり楽しみたい。

文・写真/紀中麻紀
パリでケータリングを主宰。お菓子と猫好き。
instagram.com/makikinaka_aubonmparis

Work & Life / 仕事と生き方。&Premium No. 151
私たちのBetter Lifeの礎となる「もの」や「こと」は数多くありますが、自分にとって、誰かにとって「今日もいい仕事ができた」と実感することも、よりよい明日を叶えるための大切な鍵になります。職業や拠点を変えて自らの道を切り拓いた人、好きを仕事へと繋げた人、年齢を重ねてなお新しい世界へ踏み出す人。心豊かに暮らし、いきいきと健やかに働く人たちは、どのようにして自分らしい「いい仕事」を生みだしているのでしょうか。仲間に思いを伝える術、チームで働く喜びと難しさ、子育てとの両立、没頭する力、伝統と継承、立ち止まり深呼吸する大切さ……。今号は「仕事と生き方」について考える一冊です。
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