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「リアルすぎるAI美女俳優」ついに映画初主演へ...世界が衝撃 ハリウッドで物議を醸すAI活用問題に新展開

人工知能(AI)によって生み出された美女俳優として話題のティリー・ノーウッドが、初めて映画で主演を務めることが分かった。ティリー・ノーウッドの制作元である英国のスタジオ「Particle 6」が2026年7月6日に発表し、世界に衝撃を与えている。これまでハリウッドで賛否の的となってきたAI俳優は、ついに主演という新たなステージへ。映画界は大きな転換点を迎えようとしているのか――。

ハリウッドでは映画制作へのAI活用をめぐる議論が続く(写真はイメージ)

「無数の実演家の仕事を学習して作られた存在であり、俳優とは呼べない」

近年のハリウッドでは、映画制作へのAI活用をめぐる議論が続いている。2023年には俳優らの労働組合が100日を超えるストライキに踏み切り、AIによる俳優の肖像や演技が本人の同意なく使われることに歯止めをかけようと訴えた。スティーヴン・スピルバーグ監督をはじめとする著名なクリエイターも折に触れて考えを述べており、AIと創作の関係は、いまや業界全体を巻き込む大きなテーマとなっている。

そんな中、ティリー・ノーウッドが初めて公の場に姿を現したのは2025年10月。スイスで開催された映画祭でお披露目されると、生成AIによって作られたとは思えないほど精巧なビジュアルが瞬く間に話題となった。公式SNSにはモデルさながらの写真や自撮り風の画像が並び、その驚くほどリアルな存在感が世界中で拡散されている。日本でも、その美しさと実在感の高さが大きな関心を集めた。

その一方で、制作者が「複数の芸能事務所が契約に関心を示している」と語ったことをきっかけに、業界では強い反発が起きたのも事実。映画『プラダを着た悪魔』や『クワイエット・プレイス』シリーズで知られるエミリー・ブラントさんをはじめ、多くの俳優がAI俳優の台頭に警鐘を鳴らした。俳優組合も「無数の実演家の仕事を学習して作られた存在であり、俳優とは呼べない」と厳しく批判している。

こうした逆風のなかでも、制作元は歩みを止めなかった。今回発表された主演作は、コメディードラマ『Misaligned(原題)』で、スタジオにとっても、AIエンターテインメントの可能性を問う意欲作になるという。

舞台は、制作陣が「ティリーバース」と呼ぶデジタル空間。これは、クラウド上に広がる架空のデジタル世界だ。身体も生い立ちも、自らの経験すら持たないティリーは、他者の記憶だけを頼りに存在している。そこへダークウェブから現れた奔放なボットとの出会いをきっかけに、欲望や野心を抱きながら、少しずつ「人間らしさ」を獲得していくというストーリー。AIが抱える存在意義や、人間との境界を描く自己言及的な作品になるという。

海外メディアによれば、制作は全てをAIに頼り切って制作をするわけではなく、監督や脚本家ら従来の映像スタッフと、AIの専門家が協働するハイブリッドな方式で進めるとのことだ。

AIはエンターテインメントの未来を切り開く存在となるのか。それとも、人間の創作や俳優という職業を揺るがす存在となるのか。ティリー・ノーウッドの挑戦は、映画界の未来を占う試金石として、今後も大きな議論を呼び続けそうだ。

配信元: J-CASTニュース

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