2025年10月に開業した「エスパシオ ナゴヤキャッスル」が、国内外のゲストの度肝を抜いている。
名古屋随一のラグジュアリーホテルとして名古屋城の正面に立ち、館内に入れば豪華絢爛。8軒入る飲食店も粒ぞろいで美食ホテルとしての注目も集める。
贅の限りを尽くしたホテルでの滞在は、まさに名古屋が誘う非日常なのだ。
名古屋城の真向かいに立地。「ホテルナゴヤキャッスル」(1969~2020年)跡地にて、一から建てた城だ
城の姿をしたホテルのクルマ寄せに停まるのは、ロールス・ロイスなど5台の高級車。名古屋は高級外車の販売数が全国有数で、その事実をホテルでも垣間みる。
宿泊ゲスト専用扉が開くと、そこから先は滞在者のみが知る桃源郷だ。
宿泊ゲストのみ立ち入れる1階の鳳凰階段。STUDIO SAWADA DESIGNによる鳳凰の羽が黄金に輝く
真っすぐ伸びる廊下の両側には385万円の飾り兜などの銘品が販売され、荘厳なギャラリーともなっている。
突き当たりには黄金で表した鳳凰階段。天井も黄金で、眩しさに立ちくらむ。
「アートコレクション」(74㎡~)のヘッドボードは一室ごと異なるアート作品となっている
絢爛さは客室に続く。尾張の武家文化を伝統工芸に映した空間に身を置けば、気分は上級武士。
窓の外には名古屋城が鎮座し、ヘッドボードは黄金のアート!名古屋に期待するゴージャスさが、ホテル内に集結しているのだ。それも、ただ派手なのでなく、本物の資材を使っている。
城の石垣も江戸諸藩の城と同じ地から取り寄せ、当時の建築技法を踏襲。館内を彩るのは、約50人ものアーティストの作品だ。
すべてのこだわりを実現させたため、完成までに費やした歳月は5年。資金も惜しみなく投じた。
そんな例外的なホテル建設が実現したのは、名古屋が誇る大手商社の興和がオーナーで、「名古屋に圧倒的なホテルを」という強い意志があったから。その事実を知って冷蔵庫に入る「キューピーコーワαドリンク」を見ると、感慨深いものがある。
エスパシオ ナゴヤキャッスルの客室は、全室ビューバスタイプ。都会の夜景とともに癒やしのひとときを楽しめる。
さらに天然温泉のビューバスを備える客室「温泉コレクション」も複数用意され、名古屋城を眺める浴槽もある。
4階『ブリアンス』は白が基調の空間で、入った瞬間から気分が切り替わる。デートに最適な個室も用意
これだけ華々しいのに、フレンチの『ブリアンス』に入った瞬間、突然シンプルな世界になるのが粋なギャップだ。あえて城も見せない。
同店はあの『カンテサンス』の岸田周三氏が初めて手掛ける店で、シェフの髙瀬奨太さんも同店出身。目の前の料理に集中できる環境に振り切り、結果、華やかさは舌で感じさせる。
『カンテサンス』の代名詞「山羊のミルクのバヴァロワ」。平川ワイナリーの、このために造られたワインと
岸田氏の逸品「山羊のミルクのバヴァロワ」も用意。
「新幹線で名古屋駅を通過させない」との狙いを、美食の誘惑で叶えているのだ。
■施設概要
施設名:エスパシオ ナゴヤキャッスル
住所:愛知県名古屋市西区樋の口町3-19
TEL:052-521-2121
料金:1泊1室¥200,000~
部屋数:100室


