『森岡書店』店主・森岡督行さんが教えてくれた、旅好き読書家たちの、1泊2日ひとり旅プラン。

『森岡書店』店主・森岡督行さんが教えてくれた、旅好き読書家たちの、1泊2日ひとり旅プラン。

旅と本はセットのようなもの。移動中やホテルでのくつろぎタイムは読書が進むシチュエーションだ。そして、旅先での本屋チェックも楽しみの一つ。本好きが1泊2日で旅するプランとは?ここでは、『森岡書店』店主・森岡督行さんの山形1泊2日ひとり旅プランを紹介します。

山形 山形〜赤湯〜寒河江
一冊の本とコーヒーを巡る旅。

仕事にプライベートも組み込まれ、その境界線がないような旅がほとんどです。山形へは9時24分発の新幹線に乗るのがスマート。止まる駅が少なく、1泊2日の旅にちょうどいいんです。『ペンギン文庫』は本のセレクトがすごく面白く、出版を通した〝今〞を感じられる店。その後は『ボタコーヒー』のソファ席で、寒河江市出身の版画家でもある奥山儀八郎が書いた『日本の珈琲』(講談社学術文庫)を開く。読もう読もうと思って、実はまだ読んだことがないんです。コーヒーを飲みながら読むのにぴったりな本かな、と。今回の旅で読むのは、この一冊だけ。僕がやっているのも一冊の本を売る書店だし、じっくりと向き合います。『寒河江百貨店』のカフェでも少しめくります。そして、宿は大好きな温泉に。旅の楽しさは知らないものに触れて感動すること。生きる上で感動するってすごく大切だと思います。

My Solo Trip Plan森岡督行さんの山形1泊2日ひとり旅プラン。

1日目
11:46
東京駅から新幹線に乗車し、山形駅着。タクシーで『そば処庄司屋』へ行き、蕎麦のランチ。

13:00
「やまがたクリエイティブシティセンターQ1」へ徒歩で向かい、1階にある『ペンギン文庫』で書籍を購入。「Q1」内のギャラリーやセレクトショップも巡る。

14:00
歩いて『ボタコーヒー』に行き、購入した書籍に目を通し、持参した奥山儀八郎が書いた『日本の珈琲』を読む。

15:30
山形県郷土館『文翔館』を見学。

16:30
1971年にオープンし、東北のジャズ文化の一翼を担っている老舗ジャズ喫茶『オクテット』で休憩。

18:00
レンタカーを借りて、赤湯温泉のホテル『山形座 瀧波』へ。夕食はホテルで。

20:30
ホテル自慢の赤湯温泉に存分に浸って、ぐっすりと眠る。

2日目
08:00
ホテル内のラウンジでヨガに親しんだ後、朝食をいただく。

10:40
レンタカーにて寒河江市に移動し、黒川紀章設計の「寒河江市役所」に到着。建築と、岡本太郎の照明を見学する。

11:00
商業施設「フローラ・SAGAE 」内にあるカフェ『寒河江百貨店』でコーヒーをいただく。

12:00
近所のセレクトショップ『GEA』へ。お土産としてふだんから愛用しているニットを購入。

13:00
慈恩寺で仏像を見学後、西川町に移動して、山菜料理専門店『出羽屋』にて山菜料理のランチ。

15:00
レンタカーを返却して、天童駅から新幹線で帰京。

森岡督行 Yoshiyuki Morioka『森岡書店』店主

1974年生まれ。東京・銀座にある『森岡書店』代表。東北芸術工科大学客員教授。著書に『ショートケーキを許す』(雷鳥社)などがある。GINZA SIX Podcast『銀座は夜の6時』ではパーソナリティを担当している。

illustration : Mayumi Kawahara edit & text : Wakako Miyake

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