いつまでも輝く女性に ranune
【イベント】モレスキンとモレスキン財団による巡回展「Detour」

【イベント】モレスキンとモレスキン財団による巡回展「Detour」



文具のとびら編集部

モレスキンジャパンは2025年9月10日~23日、世界巡回展示「Detour Tokyo」を東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTギャラリー 3にて開催している。キュレーターの長谷川祐子氏とSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)の協力のもと、松本陽介 (MIYAKE DESIGN STUDIO)、 名和晃平、板垣李光人、アイナ・ジ・エンド、Lauren Tsai などジャンルを超えたクリエーターによる41点のノートブック作品が公開されている。

【「Detour Tokyo」開催概要】
■会場: 21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3(東京都港区赤坂9丁目7−6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン)
■日時:2025年9月10日(水) – 9月23日(火)
■営業時間:午前10時-午後7時
■主催:モレスキン、モレスキン財団 



ノートブックアートを展示

11.jpg「Moleskine(モレスキン)」と、ミラノを拠点に世界の貧困地域で教育普及活動を行う非営利団体「Moleskine Foundation (モレスキン財団)」が主催する巡回展「Detour」。同展では、財団が所蔵する1,600冊を超えるノートブックアートの中から、その土地の文脈に合わせて厳選された作品を展示している。

展示されるノートブックは、世界的に著名なアーティスト、建築家、映画監督、デザイナー、ミュージシャン、作家に加え、学生や文化団体、若手クリエイターから寄贈されたもの。描く、切り取る、解体する、再構築するといった創作のプロセスを経て、ときに彫刻のような立体作品へと変化し、唯一無二のアートピースとなっている。

同展は、これまでロンドン、上海、パリ、ニューヨーク、ミラノ、そして2025年大阪・関西万博を巡回した。今回の東京展の開催を記念し、キュレーターの長谷川祐子氏および亀有のアートセンターSKAC(SKWAT KAMEARI ART CENTRE)の協力のもと、新たに16人のアーティストによる作品が寄贈された。

3.jpg一部作品は、手でページをめくりながら楽しむこともできる

新たな参加アーティストには、詩人の吉増剛造、彫刻家の名和晃平、俳優の板垣李光人、アーティストの清川あさみ、デザイナーの森永邦彦、建築コレクティブ GROUP、アーティストのSAIKO OTAKE、彫刻家の中村哲也、アーティストのローレン・サイ、歌手のアイナ・ジ・エンド、デザイナーの松本陽介 (MIYAKE DESIGN STUDIO) など、多様な分野で活躍する表現者が名を連ねた。同展では計41点の作品が展示されており、今後発売予定のMIYAKE DESIGN STUDIOとMoleskine Srlによる、新たなデザインツール「NOTE-A-NOTE」も使用された。

b.jpg



開催記念のトークセッションも実施

1.jpg展覧会開催を記念し、2025年9月9日に関係者向けのプレビューとMoleskine CEO クリストフ・アーシャンボウ氏、Moleskine Foundation CEO アダマ・サンネ氏とMIYAKE DESIGN STUDIO デザイナーの松本陽介氏を迎えてトークセッションを開催した。「クリエイティビティは世界を変えられるか? (Can creativity change the world?)」をテーマに、約1時間に渡り話した。

トークセッションでは、「Detour」の作品は、モレスキンのノートブックという身近なものを素材として製作者が自己表現を重ねていることや、有名なアーティストだけではなく、どんな人であっても作品を寄せられることなどが紹介された。なお、作品は全て寄贈されたものだという。
さらに、今回の東京展に作品を寄せたアーティストたちが、自身の作品のコンセプトについて紹介する場面もあった。
2.jpgまた、Moleskine SrlとMIYAKE DESIGN STUDIOが共創した、新たなデザインツール「NOTE-A-NOTE」(近日発売)について、MIYAKE DESIGN STUDIO デザイナーの松本陽介氏が開発のきっかけなどを紹介。
main.jpg
トークセッションの最後には、今回の東京展を含む「Detour」について、「自分の感性で(鑑賞を)楽しんでほしい」と呼びかけた。



配信元: 文具のとびら

あなたにおすすめ