Aぇ! group、4人体制初ツアー「Runway」で見せた“新たな決意”とは?

Aぇ! group、4人体制初ツアー「Runway」で見せた“新たな決意”とは?

「どこが前かもわからず、とりあえず進もうという時期もあった」

Aぇ! group
7月4日、横浜アリーナのステージで、正門良規が本音を吐露した。佐野晶哉も「初日は正直めちゃくちゃ怖かった」と告白。昨年11月に5人から4人体制となったAぇ! group。現在、開催中のアリーナツアー「LIVE TOUR 2026 Runway(8都市30公演)」の舞台裏には、不安と決意が交錯していた。

ツアー中には、3年ぶりにメンバーだけの食事会も開催した。言い出したのは佐野だったそうだが、お店の予約名はマネジャー名義。焼肉店で「佐野です」と名乗っても通じず、小島健は「マネジャーづてに連絡来るのが嫌でしたね。仕事のスケジュールにごはん屋さんが入ってる感じ」と不満を漏らした。支払いは「男気じゃんけん」で末澤誠也が担当したが、「めちゃくちゃ高かったし!」と叫ぶと、佐野が「いくらくらい?」と聞くと末澤は「言うかぁ!」とツッコんだ。

そんな話し合いを経て、4人の気持ちを確認した。正門は「新体制1発目ということで、リセットじゃなくてリスタートだっていうところに重きを置いていました。これまで続けてきたAぇ! groupのエンターテインメントや、ファンと作ってきた時間を胸に突き進んでいます」と語る。形は変わっても、積み重ねてきたものを大切にする──その姿勢が、今回のツアーには貫かれている。

演出、構成は末澤誠也が担当。「ありがたいことに、今回はお金をかけさせていただきまして。見たことない数の床が動いています(笑)」と明かしたとおり、公演は豪華演出のオンパレード。さらに、衣装も豪華仕様。正門は「誠也くんのテンションが上がるにつれて衣装が重くなっていく」と苦笑していたが、3月には「ちょうどよかった」という手袋も、7月の横浜では「めちゃくちゃ暑い」という悲鳴に変わっていた。佐野が「で、どれくらいかかったんですか?」とツッコミを入れると、末澤が「言うかぁ!」と絶叫。正門が「もうええねん、お金の話!」と制止すると、笑いが起こった。

Aぇ! group
公演本番。リード曲「Again」を歌いながらゴンドラは花道へ着地し、滑走路を意味する「Runway」を体現。再び前を向き直す勇気を歌った楽曲が、新体制の4人の決意と重なった。トロッコで駆け抜ける「Break Through」では観客席ギリギリまで迫り、「Aぇ☆BEAT」のコール&レスポンスでは会場が一体化。序盤から攻めのセットリストで観客を掴んだ。

中盤の「哀結び」では、回転しながら上昇するステージと花びら演出が観客を魅了した。また後半のバンドコーナーでは、火花や特効のド派手演出と共に「咆哮」を披露。末澤の熱唱と観客の歓声が響き渡り、佐野が「アイドルのライブでもなかなか見ないような光景」と太鼓判を押した。

Aぇ! group
ツアーが始まった3月から4ヶ月。映画「おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?」では初主演を務めるなど、Aぇ! groupは着実に実績を積み上げてきた。その主題歌でもある新曲「でこぼこライフ」は初週でハーフミリオンを達成。キャッチーなメロディーとポップな空気感で届けると、客席に笑顔の輪が広がった。佐野は「サブスクで聴けるのにCDを買ってくれる。俺たちの喜ぶ姿を見たいと思ってくれている気持ちがほんまにありがたい」とファンの想いを噛み締めた。

昨年11月にグループを離れ、今月1日に活動を再開した元メンバー・草間リチャード敬太については、小島が「ホッとしている。未来のことは誰にもわからないですからね、お互い頑張っていれば何かがあったらいいな」とコメント。6月25日の誕生日にはリチャードから連絡が来たことも明かし、絆が途切れていないことを示した。

4人の視線はすでに次のステージを見据えている。最後の挨拶で小島は、「Aぇ! groupはこんなところでは止まりません。僕は強欲なので、もっともっと上に行けると思ってます!」と意気込む。そして、センターステージに立った末澤が「Aぇ! groupは公言してきたことは全部叶ってきた。まずは、ドーム。立ちましょう!」と力強く宣言すると、会場からは歓声と拍手が起きた。

Aぇ! group
「どこが前かもわからず」進んできた道。だが今、4人は新たな目的地に向けて高く飛び立とうとしている。

取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧

配信元: 日刊SPA!

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