いつまでも輝く女性に ranune
パリはモードの季節【マリ・クレールデジタル編集長のパリコレ日記】

パリはモードの季節【マリ・クレールデジタル編集長のパリコレ日記】

マメ・クロゴウチ

マメクロゴウチ
マメクロゴウチ
マメクロゴウチ

今シーズンのテーマは「reflection」。デザイナー黒河内真衣子さんが原風景に立ち返り、おぼろげな記憶の情景を再訪するというもの。氷や窓ガラスの景色などのノスタルジックな要素が、透明感や輝きを感じさせる服に落とし込まれています。きらきらとした華やかさとは異なりますが、どこか優しさに包まれるようなあたたかさが感じられる。パステル調のピンクやパープルも優しさを表現する要素になっていました。

Mame Kurogouchi

マメ・クロゴウチのショー会場には毎回、黒河内さんの創作の源となったものが並べられ、見るのが楽しみです。今回も創作のためのメモ、ガラスの花瓶や器などが展示されていました。

静かで、しかも凜としている。そんなスタイルが伝わってくるコレクションでした。

ランチミーティング

恒例となったマリ・クレールインターナショナルのメンバーたちとのランチミーティング。最初に現状報告をして、あとは「マリ・クレールでこんなイベントをやると面白いかも」という話から、韓国の美容医療の話や日本のアニメにまで話が広がりました。

最近読んで面白かった本の話になり、イギリス人のニシアが挙げたのが「BUTTER」。そう、柚木麻子さんの小説「BUTTER」が英訳されたものです。この作品は、英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳小説部門の最終候補作にもなりました。イギリスなどでとても人気だということは知っていましたが、面白かったという人が身近にいると、「ほんとに売れてるんだなあ」と実感。ちょっとうれしくなりました。

彼女たちとの会話からは、世界の動きが見えてきます。でも楽しい時はあっという間に過ぎ、次のショー会場へ。

ちなみに今回のレストランは、次のショー会場に近い「BEAUVAU SAINT HONORE」。私は鮭のグリルをいただきました。下に敷いてあるのはラトトゥイユ。食後はノワゼット。エスプレッソにミルクをちょこっと入れたものです。

配信元: marie claire

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