YouTuberのまーちゃろさんが2026年7月12日、公式YouTubeチャンネルに公開した動画で、100万円以上の案件詐欺の被害に遭ったと告白した。

口座の凍結をきっかけに何度も入金を要求
まーちゃろさんは「平成女児クリエイター」を名乗る、平成カルチャーに関連した動画を発信する女性YouTuberで、登録者数は8870人。
「案件詐欺でほぼ全財産を失いました【注意喚起】」と題した動画の冒頭でまーちゃろさんは単刀直入に「案件詐欺に遭い、ほぼ全財産を失いました」と報告した。被害金額は「具体的に数字は言えない」としながらも「100万円以上」と明かした。
「ほんとに情けなくて、正直全然立ち直れないです」と嘆くまーちゃろさん。本件は警察から「副業詐欺」「特殊詐欺」に該当すると告げられ、既に被害届を提出しており、現在捜査中だという。
事の発端は、まーちゃろさんのインスタグラムに、とある美容系企業の広報を名乗る人物からDMが届いたことだった。そのDMには、ある商品を紹介してほしいという依頼とともに、「これからのやり取りはLINEでお願いします」との指示が。これまで、何度か企業とLINEを介して案件のやり取りをしたことがあるまーちゃろさんは、その要求に応じたという。
広報を名乗る人物からは、報酬が前払いであること、契約・報酬の受け取りなどはあるオンラインプラットフォームを利用することが告げられたという。まーちゃろさんが調べたところ、そのプラットフォームは有名企業も使用していたといい「それで完全に信用しちゃった」と振り返った。
その後、まーちゃろさんは契約の締結および、プラットフォームへの口座番号入力を済ませた。ところが、美容系企業からの報酬が入金された後に「その入金されたお金が凍結されたんですよ」。まーちゃろさんが広報を名乗る人物に確認したところ、凍結は口座番号を1か所間違えていたために発生したとのこと。凍結を解除するには、アカウントの安全性を保証する目的で、前払い金と同じ金額を振り込む必要があると言われたという。
まーちゃろさんは「自分が口座番号を間違えた」という負い目と、スケジュール的に案件動画を急いで作らなければいけなかったことから、言われた通りに前払いと同じ金額を振り込んでしまったという。
「ちょっとでも調べればわかったこと」と後悔
しかし、口座の凍結は解除されず。今度は「口座番号を間違えたことであなたのアカウントの信用スコアが100から90に下がった」「一気に全額引き落とすには信用スコア100が必要」などと言われ、その言葉を信じてさらに2回入金してしまう。
だが、それでも口座は凍結されたまま。この時は、広報を名乗る人物ではなく、プラットフォームのカスタマーサービス、信用スコアの担当者を名乗る人物とやり取りしていたといい、理由を確認したところ、まーちゃろさんのアカウントは「サイト内の違反行為を繰り返したことでハイリスクアカウントと認定されたから」とのことだった。そして、またも凍結解除に向けた振込を求められたが、「その金額はもう私では絶対に払えない金額で、消費者金融にお金を借りるしかない金額だった」と述懐した。
どうしようもなくなったまーちゃろさんは母親に連絡。この時点でも詐欺だとは思っていなかったものの、母親からは「それ絶対詐欺だから銀行に行って」と強く諭され、その言葉に従ってプラットフォームへの出金を行った口座の銀行に相談すると「それは間違いなく詐欺です」と断言されたという。
その後、プラットフォームの公式サイトの問い合わせ窓口へ連絡したところ、「弊社とは関係ありません」と返答があったという。加えて、広報を名乗る人物が在籍しているという美容系企業の公式サイトには詐欺の注意喚起のお知らせが掲載されており、問い合わせると「被害が多発しているので現在調査中です」と言われたという。
まーちゃろさんは「ちょっとでも調べればわかったこと」「私ってこんな簡単に人の話信じちゃうんだ」「簡単に会ったこともない人に騙されるんだ」と、詐欺被害に遭うに至るまでの自身の行動を後悔し、「それが情けなくて...」と悔し涙を流した。そして「本当に詐欺は身近なところに潜んでいます。『自分だけは大丈夫』『自分だけは絶対に遭わない』って思っている人ほど、いいところに付け込まれて簡単にお金を取っていきます」と述べ、「本当に皆さん詐欺には気を付けてください。ちょっとでもおかしいなと思ったら、頼れる人でもAIでもいいからとにかく相談してください」と注意喚起していた。