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「ダサい中年男性」はだいたい買っている“オジサンは着てはいけないブランド“ワースト5

「ダサい中年男性」はだいたい買っている“オジサンは着てはいけないブランド“ワースト5

―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第553回をよろしくお願いします。

メンズファッションバイヤーのMB
メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

◆オジサンが絶対に買ってはいけないブランド

 今回はオジサン向けブランド指南。

 男性は40過ぎても心は思春期、自分を客観的に見るのが苦手なものです。いくつになっても若い気でいる勘違いオジサンは多いもの。そこで今回はそんなオジサンに最後通告を突きつけます。

「40過ぎてるオジサンが買っちゃいけないブランド5選」、イタイおじさんにならないように……さっそくいきましょう。

◆おすすめできないブランド①『SHEIN/シーイン』

SHEIN
Ascannio – stock.adobe.com
 今回の表題はあくまで「40過ぎてるオジサン」が買ってはいけないブランド。たとえば、「さまざまなテイストを格安で楽しみたい」というZ世代の方々などにはSHEINほど便利なブランドはないでしょう。あらゆるトレンドを手頃な価格で展開し、かつ展開型数が信じられないほど多く、「被り」を気にする必要もありません。

 私はSHEINを『長らく西欧の下請け生産をやってきた中国の逆襲だ』と捉えています。中国の効率的な工場背景と多くのハイブランドの下請けとして生産してきた経験をもとに、あらゆるデザインを格安で展開できる裏技のようなブランド『SHEIN』が誕生しました。

 ZARAやH&Mなどとも違い、店舗を持たず物流を最適化しオンライン特化することでコストを極限まで抑えているところも驚異的。イリーガルなコピー商品が訴訟沙汰となり、度々問題にはなっていますが、ブランド設計的には「どこにも真似できない究極コスパのブランド」といえるでしょう。

 そんなコスパに優れたブランドSHEINですが、さすがに40過ぎたオジサンがオシャレを気取れるものではありません。デザインは主要客層であるZ世代トレンドを強く意識し、コストの関係上当然素材も高級なものは使えません。

 日本の価値観では”大人は「シンプルデザイン・いい素材・美しいシルエット」を好む”傾向が強い。SHEINは確かにコスパに優れていますが、中年以上のオジサマが選ぶべきとはいえません。

配信元: 日刊SPA!

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