マイナ保険証への切り替えメリット

マイナ保険証には従来の紙の健康保険証にはない様々なメリットがあります。医療をよりスムーズに利用できるようになるため、そのメリットを知っておきましょう。
メリット1.データに基づくより良い医療が受けられる
マイナ保険証を提示することで、過去に処方した薬や特定健診などの情報を電子データとして医師や薬剤師に伝えることができます。データとして瞬時かつ正確に共有でき、ご自身の情報に基づいた総合的な診断や重複する投薬を回避した適切な処方を受けられるようになります。なお情報提供には同意が必要であり、任意で同意を拒否することもできます。
メリット2.手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いを簡略化
高額医療費について、これまでは「限度額適用認定証」の申請処理が間に合わないと一時的に上限を超えた医療費を立て替える必要がありました。しかし今後マイナ保険証を使えば高額療養費制度による自己負担額の上限適用が自動化され、窓口で上限超過分を一時立替する必要がなくなります。
メリット3.医療費控除が簡単にできる
医療費控除について、これまでは確定申告時に添付するために1年分の医療費の領収証を管理する必要がありました。しかしマイナ保険証があれば、マイナポータルからe-Taxに連携することで、確定申告時の医療費控除申請がスムーズになります。
メリット4.不正利用防止になる
マイナ保険証は従来の紙の保険証のようにただ提示するだけでなく、使用時に顔認証または暗証番号認証が必要となるため不正利用防止効果があります。またマイナンバーカードには「2色に変化して見えるインキ」「特殊な加工をされた顔写真画像」「不正に情報を読み出そうとすると自動的に壊れるICチップ」など、セキュリティ対策も万全のため、安心して利用することができます。
【切り替え早見表】今すぐやるべき5STEP
最後に、マイナ保険証へ切り替えるためにやるべきことをチェックリストにまとめました。何をすべきかを頭に入れ順を追って進めていきましょう。

上記表の通り、マイナンバーカードをまだ持っていない方であればまず最初にマイナンバーカードを取得することから始めます。操作や登録作業などが困難な場合や不明点が出た場合には、自治体窓口やマイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)に相談しながら進めてみてください。
以上、マイナ保険証への切り替えについて解説しました。マイナ保険証への切り替えは強制ではなく資格確認書を代用することもできますが、マイナ保険証を使うことで医療をよりスムーズに利用できるようになりますし、医療現場で働く人の負担軽減にも繋がりますので、切り替えがまだという方は、ぜひこの機会に切り替えてみてはいかがでしょうか。
