プレッシャーのなかでも先月の自分を超え続ける

──現場で大変だと感じることはありますか?
重度訪問介護は、利用者さんの命を預かる仕事なのでプレッシャーを感じます。これまでに危ない場面を経験したこともありました。
その日は入室したときから利用者さんの唇が青くて違和感を覚えました。バイタルを確認すると、サチュレーション(酸素飽和度)が通常97〜100あるべきところ、40台まで下がっていたんです。すぐにかかりつけ医や訪問看護、事業所などへ連絡し、看護師の到着まで緊急対応を続けました。
自分にできることはしたものの、「回復しなかったらどうしよう」という不安はありましたね。
──その重圧から辞めようと思ったことは?
ありません。緊急時の対応は入社研修でしっかり学ぶので、パニックにならなければ誰もが同じレベルで対応できるはずです。僕が一番怖いと感じるのは、緊急時の対応よりも、仕事に慣れてしまったときのことです。人は慣れると一つひとつの作業が雑になったり、向上心がなくなったりするものだと思います。
ですので、1ヶ月前の自分よりいい介護ができるように、毎月できることを増やしていくよう意識しています。そうすれば質が下がることはないですし、できることが増えるたびに楽しさややりがいを感じられるようになりました。
──とくに、「楽しさ」や「やりがい」を感じる瞬間はどんなときでしょう?
利用者さんやご家族との会話が楽しいですね。先日、利用者さんから教わった居酒屋に行ったんですが、そこがおいしくて。またおすすめのお店を聞くのが楽しみです。最近は、ふとしたときに「明日は何を話そうかな」と考えてしまいます。
やりがいは、利用者さんに満足してもらえることです。最近うれしかったのは、「訪問回数を増やしてほしい」とご依頼いただいたことです。その方は別の事業所も利用されていたのですが、「これからは全部お願いしたい」と、僕らのサービスに一本化してくださったんです。
──介護職は「やりがいはあるけれど待遇面が厳しい」という声もよく聞きます。収入についてはどう感じていますか?
収入は下がりました。沖縄で居酒屋の店長をやっていたときは、年収460万円ほどでしたが、今は350〜380万円ぐらいです。未経験の1年目だから仕方ないと思っています。
ただ、うちの会社は3ヶ月に一度昇給査定があり、さらに介護事業の売上がプラスだったら全員で分配するシステムもあります。頑張りや成長が評価してもらえるので、モチベーションになりますね。
──では、介護職として今後どのように成長したいですか?
今は自分の成長よりも、目の前の利用者さんにどう満足していただけるかで精一杯です。ただ、「利用者さんに喜んでほしい」という想いを軸に、一つひとつ経験を積んでいけば、自然と成長できて、結果はついてくるのかなと思っています。
訪問介護は1対1で、決まった正解がない仕事です。だからこそ自由に工夫できるし、チャレンジのしがいがあります。将来は介護の経験を活かして飲食店を開く夢もありますが、まずは目の前の仕事に全力で取り組みたいですね。
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