白湯の正しい作り方

白湯を体にやさしく取り入れるには、正しい作り方を理解しておくことが大切です。ここからは、やかんや鍋で作る方法と電子レンジで作る方法に分けて、白湯の作り方を詳しく見ていきましょう。
やかんや鍋で作る方法
やかんや鍋を使って白湯を作る場合は、以下の手順で進めるのがポイントです。
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- 水をやかんや鍋に入れ、強火で沸騰させる
- 弱火にして約10分間煮沸する
- 火を止めて50〜60℃程度になるまで冷ます
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50℃〜60℃まで冷ますには、約15分前後かかります。熱すぎると胃に負担がかかりますが、逆にぬるすぎても体を十分に温められないので、適温で飲むようにしましょう。やかんや鍋で作る方法は手間がかかるものの、じっくり煮沸して余分な塩素や不純物*を蒸気で除去できるのがメリットです。
* ミネラルを除く
電子レンジで作る方法
朝や外出前など時間がない時は、電子レンジを活用するのもひとつの手です。
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- 耐熱カップに水を入れて1分半〜2分程度加熱する
- 50〜60℃程度になるまで冷ます
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電子レンジを使う場合は、途中で取り出してかき混ぜると加熱ムラが起にくくなります。なお、水道水で作ると十分に沸騰させられず塩素などの不純物が残る可能性があるので、できるだけミネラルウォーターを使うことをおすすめします。
電子ケトルで作る方法
スイッチ一つでお湯を沸かせる電気ケトルも手軽でおすすめです。温度設定機能つきのタイプでも、一度沸騰させて不純物を取り除くようにしましょう。
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- 電気ケトルに水を入れ、沸騰させる
- 耐熱カップに注ぎ、50〜60℃程度になるまで冷ます
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白湯を飲むタイミング

白湯を日常生活に取り入れるなら、飲むタイミングにも気を配ってみましょう。白湯で期待できる働きは、飲む時間によっても異なります。
ここからは、白湯を飲むタイミングを3つに分けて紹介します。目的別におすすめのタイミングを解説するので、ぜひ参考にしてください。
起床時
起床後すぐに白湯を飲めば、睡眠中に失われた水分の補給を行うことができます。寝ている間は汗や呼吸で多くの水分を失うため、朝起きたタイミングで水分を摂取することが大切です。
また温かい白湯は、冷えた内臓をじんわりと温め、1日のスタートを整えるサポートにもなります。腸が心地よく刺激されるため、朝のスッキリ感※を後押ししてくれるでしょう。身体の目覚めを促すように、10分〜20分ほどかけてゆっくり飲むのがおすすめです。
※体調や生活習慣による個人差があります。
食事の30分前・食事中
食事の30分前や食事中に白湯を飲むと、消化吸収を助ける働きが期待できます。食べ物の分解がスムーズになるので、栄養素を効率よく摂取できるのがメリットです。
また、胃腸が温まると満腹中枢が刺激されるため、食べ過ぎの防止にも繋がります。冷たい飲み物は胃腸の働きを鈍らせるものもありますが、白湯であれば温めながら消化をサポートしてくれます。
寝る前
寝る前に白湯を飲むと内臓が温まり、全身を心地よく落ち着けられます。副交感神経が優位になるので、リラックスした状態で眠りにつけるでしょう。
なお白湯を飲む時は、寝る30分〜1時間前を目安にするのがおすすめです。夜間の軽い脱水予防にもなりますが、飲み過ぎると夜間に尿意によって目が覚めてしまい、睡眠を妨げる可能性があるので注意しましょう。