いつまでも輝く女性に ranune
毎晩帰宅は深夜。土日も接待。がむしゃらに働き続け、はや43年…〈退職金3,000万円〉〈年金320万円〉メガバンクを去った65歳銀行員、55歳専業主婦妻からの「戦慄の退職祝い」【FPが解説】

毎晩帰宅は深夜。土日も接待。がむしゃらに働き続け、はや43年…〈退職金3,000万円〉〈年金320万円〉メガバンクを去った65歳銀行員、55歳専業主婦妻からの「戦慄の退職祝い」【FPが解説】

失ってから気づいた“夫婦の絆”、あまりに寂しい老後

友人たちに相談したAさんでしたが、「それはあまりにもお前がひどすぎる」と誰にも味方してもらえず、諦めて離婚に応じることにします。退職金、貯蓄、そして年金まですべて半分に。一人きりになったAさんは、これからなにをすればいいのか、途方に暮れてしまいました。

一方、妻は新しい仕事を始め、生き生きとした人生を再出発させたようです。皮肉にも、老後の生活の明暗はくっきりとわかれる結果となりました。

夫婦とは、お互いにコミュニケーションをとり、協力し支え合ってこそうまくいくもの。パートナーに対して無関心になってはいないでしょうか。時には立ち止まり、お互いを見つめ直すことが、Aさんのような結末を避けるために、なによりも大切なことなのかもしれません。

〈参考〉

厚生労働省:令和4年度 離婚に関する統計の概況

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon22/dl/gaikyo.pdf

内閣府男女共同参画局:令和4年版 男女共同参画白書 夫婦関係が破綻した原因

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-51.html

三藤 桂子

社会保険労務士法人エニシアFP

代表

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