アーティスト2組による、注目の世界初コラボ

本展は、1998年サンフランシスコ近代美術館で巨大な壁画を発表し、同館のコレクションに選定され、さらに2001年ベニス・ビエンナーレで世界最大の壁画のインスタレーションを制作したバリー・マッギー(1966年サンフランシスコ生まれ)と、2024年から約1年間にわたりワシントンのハーシュホーン美術館で大規模個展を開催したオスジェメオス(1974年ブラジル・サンパウロ生まれの双子のアーティストデュオ)の2組による、世界初のコラボレーション展だ。

会場には、街のエネルギーから生まれたマッギーとオスジェメオスによる作品が登場。見どころのひとつ、「アニメーションルーム」は4面がLEDで覆われ、天井と床も鏡張りされた圧巻の空間構成。無重力空間に浮かぶように作品が飛び交い、観る者は宇宙的な没入感へと誘われるだろう。
遊び心とエネルギーに満ちた、見応えある展示

そのほか、アーティストらの壁画作品などが多数展示されるのはもちろん、音楽と強い結びつきがある2組による、街の一部としてのレコードショップのインスタレーションにも注目したい。音楽や都市文化と響きあう彼らならではの表現を体感することができる。
さらに、同館向かいにある空地スペースには大きな壁面を設置し、コラボレーション作品も展示される予定だ。

「君たちの世代が街を取り返す」とはバリー・マッギーの言葉。ストリートから生まれた彼らのアートは、自由でエネルギー溢れる新しい力を見せてくれるだろう。
オスジェメオス+バリー・マッギー One More 展
WEB:http://www.watarium.co.jp/jp/exhibition/202510/
*本記事に掲載されている作品は参考写真です。実際の展示とは異なる場合がございます。
