日本の人口減少めぐり...「資本主義的なメンタリティーがある限り少子化は解決できない」と斎藤幸平氏

人口動態調査で日本の人口が昨年より約92万人減って1億1973万6483人になったことがわかった。42年ぶりに1.2億人を割ったことを2026年8月1日放送の「サンデーモーニング」(TBS系)がとりあげたが、経済思想家の斎藤幸平さんは資本主義の限界だと、悲観的だった。

日本の人口が42年ぶりに1.2億人を割った(画像はイメージ)

どの政策も「結局うまくいっていない」

番組は、日本の人口は17年連続で減少し、減少幅は過去最大となったと報じる。MCの膳場貴子さんは「人数が減ったことそのものよりも人口の構成が変わってきていることに注目する必要があると思うが、年齢構成が変わることで社会的影響が大きく出てきますね」とコメンテーター陣に問いかける。

東京大学大学院准教授で経済思想家の斎藤幸平さんは「労働人口も減ってくるし、逆に高齢化していくなかで社会保障費も増えて税収は減っていく、地方は衰退していくということになれば高市さんが言う強い日本を取り戻すどころではなくなってしまう。やり方としては外国人をたくさん受け入れることだが日本人はあまり好きじゃないみたいだし、円安だとそもそも来てくれないという問題もある。国内でどうやって増やしていくかだと思うが、いろいろ現役世代の手取りを増やすとか支援を手厚くするとかやろうとしているが、どれも結局うまくいかなくて、これは究極的には資本主義の限界だと思っている」と話す。

タワマンを買っても、子どもは1人が限界

斎藤さんは東京を例にとって見ればわかると指摘した。

「東京都はお金があるのでいろんな支援をやっているが、出生率は全国1低いし、さらには東京の中でもいい感じの暮らしをしている人たちが子供をいっぱい産んでいるかというと産んでいない。むしろパワーカップルで1000万ずつ稼いで、タワマン買って、NISAどんどんやってできるだけ貯金してみたいな、そして子供を塾にとかやっていたら、結局70平米のタワマンで産む人数なんて1人が限界だし、子どもゼロでもっと投資しようとなってしまう。そういう資本主義的なメンタリティーがある限りは絶対少子化なんて解決できないし、これは私たちが選ばなきゃいけない。資本主義を突き進むのか、そうでない社会に切り替えていくのか。そういう問題だと思う」と話した。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

配信元: J-CASTニュース

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