◆大谷翔平、20打席ぶりの安打で勝利に貢献

打っては、ドジャース打線が第1戦の7安打2得点から、第2戦は11安打5得点と上昇気流に乗った。テオスカー・ヘルナンデスとマックス・マンシーがそれぞれソロ本塁打を放ち、トミー・エドマンとキケ・ヘルナンデスといった脇役陣が2安打ずつの活躍。ムーキー・ベッツを除く先発野手8人が安打を放った。
さらにドジャース打線は、6つの四死球に盗塁と犠打を絡める多彩な攻撃でブルワーズ投手陣を攻略。いい流れで本拠地での3連戦を迎えることができそうだ。
そんなドジャース打線において、やはり気になるのが、リードオフマン大谷翔平の調子だろう。
前日まで3試合連続無安打に終わり、ブルワーズとの第1戦は2つの敬遠を含む3つの四球で勝負を避けられていた大谷。そして迎えた第2戦、大谷は3-1とドジャースのリードで迎えた7回表に1死三塁の場面で打席に立つと、7球目をミートしてライトへ適時打。大谷にとって4試合ぶり、実に20打席ぶりの安打を放ち、チームの勝利に貢献した。
◆打率.147・三振率37.5%の大不振…
これが自身2度目となるポストシーズン(以下、PS)だが、大谷のバットは湿り切っている。PS初戦となったレッズとのワイルドカードシリーズ第1戦こそ2本塁打を放ちチームを勝利に導いたが、その後は下降の一途。特にフィリーズと相対した地区シリーズは4試合で、18打数1安打と全く打てなかった。特にサウスポー相手に苦戦し、三振の山を築いた。それだけに、ブルワーズの左腕アーロン・アシュビーから放った20打席ぶりの“1本”が本来の調子を取り戻すきっかけとなってもおかしくないだろう。
しかし、待望の安打が生まれたとはいえ、大谷はこの日も5打数1安打、3三振。投手とタイミングが合わず、明らかに振り遅れての空振りも目立っており、完全復調にはもう少し時間を要しそうだ。
改めて大谷のPS成績を振り返ると、ここまで8試合に出場し、34打数5安打(打率.147)。長打は本塁打の2本だけで、40打席で合計15三振を喫している。三振数を打席数で割った三振率は37.5%に上っているが、これは今季レギュラーシーズンの25.7%を大きく上回っており、特に速球の対応に苦しんでいる印象だ。

