韓国の公共放送、KBSは2026年8月5日にウェブサイトで、大リーグのアトランタ・ブレーブスの「韓国の至宝」キム・ハソン内野手(30)の特集記事を組み、キムに対する米メディアの評価に落胆した。

「キムがショートのレギュラーの座を取り戻すのは容易ではない」
キムは昨オフ、ブレーブスからフリーエージェント(FA)となり、1年2000万ドル(約31億円)でブレーブスと再契約を結んだが、オフ期間の1月に右手中指の腱を断裂した。手術、リハビリで大きく出遅れ、開幕に間に合わず5月13日にようやく大リーグに復帰した。
主力として期待がかかる中、復帰後は27試合に出場し、打率.068、3打点、本塁打ゼロ。出塁率と長打率を合わせたOPSは.239と、極端に低い数字だった。米メディアによると、1月に負傷した右手中指の炎症のため、7月5日に負傷者リストに入った。
マイナーリーグでの調整を経て、4日に大リーグに復帰したキム。チームはナ・リーグ東地区で首位に立っており、米メディアの見立てによると、キムはレギュラーではなく控えとして起用される見込みだという。
31億円の高額年俸ながらここまで全く結果を残せていない。復帰を報じる現地メディアの風当たりは強く、酷評するメディアも。
「The Athletic」(ウェブ版)は、「負傷者リストから復帰したキム・ハソンが、ショートのレギュラーの座を取り戻すのは容易ではないだろう」との見解を示した。
「スポーティングニュース」(ウェブ版)は、キムがトレードで放出されなかったことを疑問視した。記事では「キム・ハソンをトレードで放出した場合、負担しなければならない契約規模を考慮すれば、財政的には理解できる決定だが、プレー内容から見れば納得しがたい」と酷評した。
「キムは今シーズン様々な怪我や不振に悩まされている」
米国でのこのような報道を踏まえ、KBSは「放出の危機を乗り越えたキム・ハソン、現地での評価は厳しい...出場機会は限られている」とのタイトルで記事を展開した。
記事では「一部の現地メディアは、ブレーブスがキム・ハソンを放出しなかった決定自体が意外だったと評価した」と指摘し、「キム・ハソンは、26年シーズンに自身の価値を高めた後、オフに大型契約を目指すという計画だったが、今シーズン、様々な怪我や不振に悩まされている」と解説した。
「韓国の至宝」と称されるキムは、20年オフ、ポスティングシステムを利用して、サンディエゴ・パドレスに入団。米メディアによると、4年2800万ドル(約44億6000万円)の契約を結んだという。
パドレス時代の23年には、アジア出身選手の内野手として初となるゴールデングラブ賞(ユーティリティ部門)を受賞した。24年オフにタンパベイ・レイズに移籍し、25年9月にブレーブスに移籍。今季がブレーブスで2年目のシーズンとなる。