3位『流浪の月』凪良 ゆう

2020年本屋大賞受賞作。誘拐事件の加害者とされた青年と、被害者とされた少女。二人が過ごした2か月と、その後15年を描く物語。恋愛でも友情でもない関係性の尊さに胸を打たれます。読むうちに、真実とは、幸せとは何か、深く考えさせられるはず。
■おすすめポイント
・ミステリー小説のような痛快な真実
・「普通」という善意の暴力
・繊細で美しい心理描写
2位『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ

ノーベル文学賞作家カズオ・イシグロのデビュー作。戦後間もない長崎の記憶をたどる主人公の回想は、やがて不穏な空気をまとい、読者を深いミステリーへと誘います。失われたものへの静かな哀しみと、記憶の曖昧さの中に潜む真実。心に深く残る一冊です。
■おすすめポイント
・「記憶」という名のミステリー
・心の傷と向き合う普遍的なテーマ
・ノーベル文学賞作家の原点
