今週のテーマは「ハイスペ男がわずか3ヶ月で結婚を決意した理由は?」という質問。さて、その答えとは?
▶【Q】はこちら:29歳経営者が、3ヶ月で結婚を決意した理由。初デートからケンカまで、彼の心を動かした彼女の態度とは
自分でも、まさかここまで早く結婚を決断するとは思っていなかった。
亜紀と交際して、わずか3ヶ月。
「交際期間はまだ短いけど、亜紀ちゃん結婚して欲しい」
そう言ってひざまずきながら、プロポーズをしている自分がいる。
目の前で、嬉しそうにしながら目を潤ませている亜紀。今まで、何人かの女性と付き合ってきたし「結婚して欲しい」とハッキリ言われたこともある。
でも僕自身、まったく結婚願望のない人間だと思っていたので丁重にお断りをしてきた。
しかし亜紀と出会って、僕の価値観が大きく音を立てて崩れた。
僕は、29歳独身で身長も高い。経営者でそれなりにお金もある。
そんな僕が亜紀に決めた理由は、明確だ。
亜紀と出会ったのは、友人から誘われたBBQだった。その会には、男女合わせて10名くらいが参加していた。
そんな中でも、目立っていた亜紀。
デニムにTシャツ、そしてキャップというカジュアルな服装だったけれど、色白で、美人なことはすぐにわかった。
話してみると、“クールそう”な第一印象とは違い、穏やかな亜紀。
「亜紀さんは、何のお仕事をされているんですか?」
「私は、医療系の仕事です」
「へぇ、そうなんですね。すごい」
「いえいえ、全然ですよ。流星さんは?」
こんな会話から始まり、なんとなくずっと二人で話していた。
そして二次会へ行った際に連絡先を交換し、すぐに二人で食事へ行くことになった。
店は散々悩んだけれど、「焼き鳥が食べたい」という亜紀のリクエストに答えるべく、恵比寿の『喜鈴 別邸』にした。
BBQから1週間後、店の個室で待っていると亜紀がやってきた。“綺麗なお姉さん”という感じの服装で、前回のカジュアルな雰囲気とはガラリと印象が違っていた。
「亜紀さん、また今日は雰囲気違いますね。可愛い」
前回とのギャップがまた良くて、つい“可愛い”と声が漏れてしまった。
すると、亜紀は少し照れている。その感じがさらに可愛くて、僕は思わず満面の笑みになってしまった。
そして今日、ここで会うまでに思っていたことも素直に伝えてみる。
「亜紀さんから『焼き鳥がいい』って聞いた時、何か嬉しかったんですよ」
「そうなんですか?」
「…もっと高級な感じのモノを言われるかと思ったので」
「どんなイメージなんですか(笑)」
正直、今までデートをしてきた女の子たちは、初回から高級店や高級料理をリクエストしてくる子が多かった。
その点、亜紀は値段も比較的お手頃に楽しめる“焼き鳥”だった。
その時点で、僕は「この子、いい子だ」と思っていた。
さらに二人で話してみると楽しくて、会話も途切れずに進んでいく。
「じゃあ流星さんは静岡出身なんですね!大学から東京に?」
「そうなんですよ。亜紀さんは?」
「私は東京生まれ東京育ちなので、逆に田舎がなくて。羨ましいです」
「静岡、いい所なんで今度機会があったら案内しますよ!」
「本当に?行きたい」
もちろん、1軒目のデートの最中も楽しかった。しかし僕が強く惹かれたのは、ここからだった。
それはお会計になった時のこと。
「いくらでした?」
「ここは僕が支払いますので、大丈夫ですよ」
「いいんですか?ありがとうございます!ご馳走さまです。じゃあ…もし良ければ、もう1軒行きませんか?この近くに、行きつけのお店があるんです」
「もちろん!行きましょう」
ちゃんと支払うかどうか気にしてくれたうえに、2軒目に自ら誘ってきてくれた。
しかも、亜紀の“行きつけ”のお店に着いたとき、僕は正直驚いてしまった。
お世辞にも“おしゃれ”とは言えない、雑多な居酒屋だったからだ。
「亜紀さん、意外に渋いんですね」
今まで出会ってきた女性は、なんだったのだろうかと思った。
オシャレで高くて見栄えの良い店しか行かない子が多いなか、亜紀はとても自然体だ。
「ここ、見た目はあれですが…(笑)。味もコスパも最高なんです。とりあえずビールでいいですか?」
「もちろん」
結局この後もつまみを食べながら飲み続け、気がつけば24時を過ぎていた。
「亜紀さん、また会えませんか?」
「はい。私もそう思ってました」
そしてこの次のデートで、僕は彼女に告白をした。
順調に交際に進んだ僕たちだったけれど、その後も驚かされることばかりだった。
まず、亜紀は自分軸がしっかりしている。
「亜紀ちゃん、来週末は何してる?」
「来週末だと…土曜は空けているよ!日曜は、友達と約束しちゃって」
「そっか。じゃあ土曜は会おうよ」
平日は仕事が忙しいので、基本的に週末に会うことが多かった僕たち。普通、週末にしか会えないとなると、恋人優先になりそうな気がする。
しかし亜紀は100%僕に合わせるのではなく、自分のペースを保っていた。そこが、とても良かった。
「土曜なんだけど、見たい映画があるから、映画に行ってからのご飯は?この前インスタで見て、気になっていたお店があるの!流星、ベトナム料理って食べられる?」
「パクチー抜きだったら…(笑)」
「そうだ、ごめんパクチー苦手だったね。じゃあもう一個別の気になっているお店へ行こう!そこは絶対、パクチー出てこないから」
さらに良いのが、亜紀は自分から色々と提案してくれる、“能動的”な女性だったことだ。
これが、意外にいそうでいない。
基本的にみんな、いつ会えるかわからない僕のためにスケジュールを全部空けたり。デートの提案も、基本的に相手任せ。
行きたいお店や行きたい場所は相手次第という、“受動的”な女性がかなり多い。(それなのに、こちらが提案した店を「チープ」とかバッサリ切り捨ててくる人もいる…)。
そんななか、亜紀は自分の意見をしっかり持っている。必然的に、そういう女性と一緒にいると刺激になるし、シンプルに楽しい。
「亜紀ちゃんといると、楽だな〜。やりたいことが似ているというか、変に気を使わなくていいというか…」
「わかる!流星といると楽なんだよね。楽しいし」
これが、すべてだった。
そして僕の中で、結婚を決める決定打となった出来事があった。
それは、ある週末のこと。ネットで頼んだ物が玄関前に積み重なっていたのだが、それを見た亜紀の一言に、僕は感銘を受けた。
「これ、どうしたの?」
「色々と買っちゃって」
「また?流星、何も考えずにポチりすぎだよ」
― 僕のお金だし、亜紀には関係ない。
最初は、そう思った。
「頑張って働いてるし、これくらい良くない?」
しかしこの次の発言で、僕はさらに亜紀を見直すことになる。
「それはそうだけど…。もちろん、流星が頑張って働いているのは知っているけれど必要のない物が増えていくのは、どうなんだろう。お金は湯水のように湧いてくるものでもないんだし。ちゃんと考えて使ったほうがいいのかなって私は思うよ」
「わかってるよ」
これまで付き合った彼女は、僕に気を使って何も言ってこないことが多かった。特にお金周りに関しては、「人のお金だ」と思って、奢られるのが当たり前で、1円すら払おうとしない女性たちもたくさん見てきた。
しかし亜紀は、金銭感覚もちゃんとしているし、何より、価値観や生活水準など、すべてが“まとも”な女性だった。
さらにケンカをしても、すぐに仲直りができる僕たち。
「今日の夜ご飯、何にしようか」
「とりあえず買い物行く?この前払ってくれたから、今日は私が払うよ」
「ありがとう」
奢ってもらうことばかり考えず、ちゃんとギブ&テイクができて、金銭感覚がまともで、しっかりしている女性はこの東京では意外に少ない。
みんな、最初は頑張る。でも実際に交際が始まると甘えることも多く、男性に精神的にも金銭的にも依存してくる女性は多い。
その点、亜紀はそういった心配が一切なく、これから一生信頼できるなと思った。
だから僕は早々に、結婚を決めた。
▶【Q】はこちら:29歳経営者が、3ヶ月で結婚を決意した理由。初デートからケンカまで、彼の心を動かした彼女の態度とは
▶1話目はこちら:「この男、セコすぎ…!」デートの最後に男が破ってしまった、禁断の掟
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