高市内閣は消費税実質ゼロ化の基本方針を閣議決定したが、高市首相の最大の後ろ盾とも言える麻生太郎副総裁との「確執」があることを2026年8月7日放送の「ゴゴスマ」(TBS系)がとりあげた。ジャーナリストの鈴木哲夫さんは高市首相と麻生副総裁との距離感が今後のキーになると指摘した。

2人のつかず離れずの関係は続くのか
鈴木さんは今回の消費税減税をめぐって、減税を押し進める高市首相と、反対を唱える麻生副総裁の間にぎくしゃくがあったと見る。
「高市さんは麻生さんに衆議院解散を相談しなかったり、その前の人事で麻生さんを衆議院議長にしようとして麻生さんが拒んだりとか、今回に限らずずっとぎくしゃくはあった。連立のあり方についても高市首相は日本維新の会に近いが、麻生さんは国民民主党に秋波を送っている。今回の消費税問題で2人の仲がどこまで決定的になるのか、それともつかず離れずの関係が続くのか、2人の関係が安定しないと高市さんの自民党内のポジションも安定しない。この2人の関係がキーになる」と解説する。
高市首相に「モノが言えない空気が鬱積」
後ろ盾の存在を無視する高市首相の猪突ぶりはどこから来るのか。
鈴木さんは「高市さんの最大の支持基盤は支持率。世論が消費税減税に一時懐疑的だったが、最近『1%いいじゃないか』という声も聞こえるなかで、高市さんとすればやはり突っ込むしかないという判断だったと思う。ただ、自民党内ではまあ反対が多いですね」と話す。
MCの石井亮次さんは「小渕優子さんが反対をしているのは、自民党内にも考えている人いますよというポーズですか」と鈴木さんに聞いた。
鈴木さんは「昔はそういうこともやっていたが、今回は本当に反対。じゃあ、この間の会合などで激しく言うかというと、言わずに最後は一任。これは高市さんの支持率がまだ何とかもっているので高市さんにモノが言えない。そういうものが鬱積しているのが現状だ」と話す。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)