円安是正のための日米両国による協調介入の裏に密約があったのか?2026年8月9日放送の「Mr.サンデー」(フジテレビ系)に出演した野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミストの木内登英さんは「米国が日本に対して何らかの条件を提示していた可能性がある」と話し、密約のようなものがあったのではないかと指摘した。

日本に対して何らかの条件を提示?
8月3日に日本とアメリカによって協調介入が行われたことが明らかにされたが、7月末に164円に迫る円相場が8月3日には155.20円にまでになっていた。
木内さんは「円安から円高になれば、ドルはドル安になるので貿易赤字を減らす効果もある。アメリカの利害のためにトランプ政権は日本に協力した面が大きいと思う」と話す。アメリカにとっても行き過ぎた円安は望まないというわけだ。
さらに木内さんは「トランプ大統領は日本が助けを求めてきたから助けてやったと恩を売るような言い方をしているが、日本に対して何らかの条件を提示していたいわゆる密約のようなものがあったのではないかと考えている」と話す。
防衛装備品予算を増やすと「ほぼ自動的にアメリカから買うことになる」
木内さんが指摘する協調介入の裏で交わされた密約とは何か。
木内さんは「安全保障政策とか、あるいは外交政策とかアメリカに協力せざるをなくなる、たとえば防衛費増額に動くということが考えられる。防衛装備品の予算を増やすとほぼ自動的にアメリカから買うことになる。高くついたという可能性もある」と話す。
トランプ政権に大きな借りができたとも言えそうだ。そうだとすると、このトランプ大統領とのディールが今後の日本経済にどのような影響を及ぼすか。
(ジャーナリスト 佐藤太郎)