
月刊誌『大人のおしゃれ手帖』の読者組織「ミモザ会」の公式ブロガーによる『ミモザ会ブログ』。
読者ライターの河合麻子さんが今回訪れたのは、「シャネル展」。
「シャネルの洋服もアイテムもひとつも持っていない私。何を着て行こう」と悩んだ河合さんが選んだのは、知名度ではシャネルにも劣らない「ユニクロ」でした。
皆さまこんにちは。
読者ライターの河合麻子です。
今月の「毎日ごきげん帖Vol.13」は、先日訪れてときめきをたっぷりいただいた、話題のシャネル展についてです。
チャーム作りのワークショップにも参加してきましたので、その様子もレポートいたします。
さて何着て行こう? ユニクロシャツとパンツに小物を足してお出かけコーデに♪

2025年9月30日~10月20日、六本木ヒルズにて開催中の「CHANEL presents “la Galerie du 19M (ラ ギャルリー デュ ディズヌフエム)Tokyo”」。
“la Galerie du 19M“とは、シャネルが2021年にパリに設立した“芸術的な手仕事”の継承を目的とした、ファッションとインテリア分野の職人約700人(!)が所属する複合施設のギャラリーのことです。
今回の展覧会はその活動を、日本の職人の方々の技術とともに紹介するという企画展です。
さて、シャネルの洋服もアイテムもひとつも持っていない私。何を着て行こう。
普段は自分の生活スタイルに合ったリラックスした装いが好きですが、そんな素敵な展覧会、リスペクトの気持ちも込めて少しはおしゃれして行きたいな。
お出かけの際のファッションの足し算、引き算の匙加減って難しいなぁと私はいつも迷ってしまいます。
ラフ過ぎず頑張り過ぎない、よい匙加減のお出かけコーデができないかなとクローゼットを眺めていたら、普段からすっかり着慣れていて、なおかつこちらも世界的に大人気のブランドの洋服がありました!
「そうだ、ユニクロを着て行こう♪」
テロンとした白シャツと秋らしいコーデュロイの黒パンツのシンプルコーデにすればシャネルの世界観のなかでもそわそわせず過ごせそうです(笑)。
レーヨン100%のブラウスは印象も柔らかくなり、どんなシーンにも合わせやすく使い勝手がいいですね。

小物は展覧会のテーマである“職人の手仕事”をちょっぴり意識して。
以前BEAMSで購入した総刺しゅうのベルトや、マリメッコのイヤーカフ、銀細工のネックレスを着けてみました。
レトロな緑色がポイントのKENZOのバッグ&時計は、刺しゅうベルトの緑色とリンクさせています。
アトリエに来たみたい!「CHANEL presents “la Galerie du 19M Tokyo”」

会場は六本木ヒルズ森タワーの52階の東京シティービューと森アーツセンターギャラリー。
なんとこの企画展は無料なんです!
ただし、公式HPからチケットを事前予約する必要があります
(現在は定員に達していて受付は終了。キャンセルが発生した場合のみ申し込み画面に日時選択が表示されるようです)。
会場は写真も動画も撮影OKでした
会場に入ってすぐの展示は、シャネルを支える11の工房の技術を紹介する「le Festival」。
東京の街並みがガラス越しに見渡せる明るい会場で、天井から吊るされた布地やサンプルの数々は夢のような景色でした!
11の工房の展示を自由に動き回って観ることができ、実際のアトリエを訪れているような感覚に浸れました。

続く「Beyond Our Horizons」の展示は、フランスの職人と、日本各地の職人やアトリエ約30組をつなぐグループ展。
印象的だったのが数寄屋建築の職人が手掛けた畳張りの空間で、障子や畳にフランスの刺しゅうやツイードが施されています。
畳の上に実際に座って、その新鮮なコラボレーションの空間を堪能しました。


展覧会の最後は「Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語」。
刺しゅうの名門「ルサージュ」の創業100周年を記念する特別展でした。美しいドレスや洋服に施された刺しゅうの数々はまさに芸術品でした。

