
連日30℃超えの日が続く真夏は、できるだけシンプルなケアでキレイを持続したい!
そこで、不要のものは手放し、シンプルに手早く叶える美容のポイントを探りました。
教えてくれたのは・・・
美容家
瀬戸口めぐみさん
自然派化粧品ブランドのディレクター、エステティシャンとしてキャリアを重ね、2023年から自身のブランド「MEM」のディレクター兼CEOに。
ヘア&メイクアップアーティスト
鈴木 翠さん
雑誌、Web、TV、舞台のヘアメイクで、女優から文化人まで幅広く担当。メイクの仕上がりや持ちをアップさせるテクニックや新アイテムに精通。
清潔はキレイのもと夏はモノを見直すチャンス
お二人とも開口いちばん、「夏こそ、化粧品やメイクツールの整理しどき。とにかく清潔に!」とのこと。
「湿度が高い時季に気にしたいのは衛生面。古いものは使わず、清潔を意識しておくことは、肌にもいい影響があるんです」(瀬戸口めぐみさん)
「管理を怠ると品質の劣化が早まりますし、メイクのりや持ちも悪くなります。食事の前にテーブルを拭く感覚で、パウダーやチーク、ペンシル類は使用前に表面をティッシュで軽くぬぐうことをおすすめします」(鈴木 翠さん)
熱や暑さをクールダウン賢く効率的にケアを
蒸し暑いと、スキンケアやメイクが億劫になることも。でも手抜きはさすがに……。
「外は蒸し暑く、室内はエアコンで乾燥。肌表面はベタベタでも内側はカラカラです。肌内部の脱水状態を防ぐために、水分メインの保湿ケアをしましょう。夏は紫外線だけでなく、熱による炎症ダメージも深刻に。美容成分が十分に行き届かないこともあるので、クールダウンする工程をプラスするのがおすすめ。スキンケアの前に冷タオルで顔をおおい、肌温度を下げます。太い血管が通っている首や耳下腺に当ててケアすると、血液が冷やされて効果的に鎮静でき、睡眠不足によるむくみも解消できます」(瀬戸口さん)
「メイク中にかく汗や皮脂も、肌を冷やしながら行うことでかなり抑制できます。さらに、プロセスを簡略化することで時短になるだけでなく、崩れやにじみの原因を減らすことにつながります」(鈴木さん)
こんな化粧品は 捨てるべし!
まずは、増える一方の化粧品&ツールの見直しから!
見極めが難しい「お別れのタイミング」について聞きました。
その1
もはや使用厳禁!変色や分離しているもの
見ためやニオイを確認!
「購入時と状態が変わっていたら、それはもう消費期限が切れている証拠。たとえば、クリームチークやリップの表面に汗のように油分が浮いている、容器の中で分離している、固まっていたりポロポロする、グロスやマスカラなどから酸っぱいようなニオイがする……など。変質したものを肌に使うのは、トラブルの原因です」(鈴木さん)
その2
劣化した化粧品は肌に毒昨シーズンの残り物
今季のモノは今季のうちに!
「“昨年の日焼け止めが余っていてもったいない”という気持ちもわかりますが、開封から一年。見た目にはさほど変化はなくとも、品質は確実に劣化しています。日焼け止めや汗止めスプレーといった季節モノは、シーズンごとに買い替えを。1シーズンで使い切るように量をしっかり使うことで、効果もしっかり発揮されます」(鈴木さん)
その3
雑菌の温床!使い込んだメイクツール
色が濁ったら洗うか、ポイッ
「ファンデーションスポンジやチークブラシは、肌と化粧品の間で皮脂や雑菌を往復させていることに。いずれも洗い替えを用意し、3日以上は使わないのが◎。中性洗剤を使って洗い、陰干しでよく乾かして。洗うのが面倒なら、大容量入りのものや安価なものをストックして。雑菌で肌トラブルを起こすよりコスパはいいです」(瀬戸口さん)
バリュースポンジN ハウス型 30P ¥616/ロージーローザ
その4
もったいなくても使いません肌に合わなかったもの
刺激を感じたらストップ!
「50代はホルモンバランスの変化に伴い、肌が敏感になることがあります。これまでの化粧品にピリッと刺激を感じたり、赤みや吹き出物ができたりしたら、使用を中止するのがベター。無理に使うことで、大きな肌トラブルにつながることも。また、いつか使えるかも、高かったから、と取っておくと品質は劣化していきます」(瀬戸口さん)
その5
続けられるものこそが自分に合っている!使いこなせなかったもの
高級品より使いやすい!が正解
「ラインで一式揃えたり、話題のスペシャルケアを買ってはみたものの、数回使っただけで終わってしまった。プレゼントやお土産でもらったけれど、自分にはハードルが高かった。そう感じたら、思い切ってさよならを。合わない高級品を持ち続けるより、使いやすいフレッシュなものこそがあなたをキレイに導いてくれます」(瀬戸口さん)
その6
化粧品にもリミットあり!開封から半年経過したもの
早めに使い切ろう
「化粧品メーカーのほとんどは、開封後は半年以内に使い切ることを推奨しています。でも、化粧品を使うとき、容器の口や中身が手指に触れてしまうと、そのたびに雑菌と接触することになり、化粧品の変質の原因に。その都度容器の口を拭う、スパチュラや綿棒を使うなど衛生的に保ちつつ、早めに使い切るようにしましょう」(瀬戸口さん)
SHOPLIST
ロージーローザ 0120-25-3001
photograph: Yumi Furuya[SORANE] illustration: Yuka Takamaru text: Chieko Takahashi
大人のおしゃれ手帖2026年8月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

