プロ野球楽天の元監督で中日、阪神などでプレーした野球解説者・田尾安志氏(72)が、2026年8月12日にユーチューブを更新し、セ・リーグの首位争いを展開する阪神と巨人の戦力を独自分析した。

「阪神の顔ぶれを見るとやはりすごい」
リーグ首位の阪神は12日、東京ドームで2位・巨人と対戦し、5-1で勝利した。
首位攻防戦第2戦は、阪神・髙橋遥人投手(30)、巨人・井上温大投手(25)が先発した。試合は初回に動き、阪神が2点を先制。3回にも2点を追加し、リードを4点に広げた。
先発の高橋は、安定した投球で5回まで無失点に抑えた。6回2死走者なしからボビー・ダルベック内野手(31)にソロ本塁打を浴びたが、失点はこの1点のみ。7回以降はリリーフ陣がリードを守り切った。
初戦(9-1)に続き、首位攻防戦勝利の阪神。田尾氏は「今日もタイガースがゆとりで勝ったなというような印象を持った」とし、阪神の強さについて持論を展開した。
「なんでタイガースが強いのか。当然、顔ぶれを見るとやはりすごい。近本(光司)、中野(拓夢)、そして森下(翔太)、佐藤(輝明)、大山(悠輔)、前川(右京)、伏見(寅威)、熊谷(敬宥)。みな、それなりに年齢がいっている。油の乗っている年齢になっている。タイガースの場合、そういう選手がずらっとスターティングメンバーに入ってくる」
今季、阪神の打撃陣は好調で、主要打撃部門で阪神勢が上位を占めている。なかでも佐藤輝明内野手(27)と森下翔太外野手(25)が抜けており、佐藤は打率、打点部門1位で本塁打は2位。森下は、本塁打1位、打点2位、打率3位につけている。
このような状況を踏まえ、田尾氏は阪神と巨人のスタメンを比較しながら、次のように戦力を分析した。
「巨人はベテラン陣、中堅クラスが物足りない」
「タイガースに比べると、ジャイアンツのスターティングメンバーは、1番・浦田(俊輔)。そして5番に石塚(裕惺)。6番・笹原(操希)、8番に知念(大成)。このあたりを見ると、これからジャイアンツを背負っていかないといけない選手たちだと思うが、まだ『スターティングメンバーで任せたよ』と、いうところまではいかないような選手たちを使っている。その裏にはベテラン陣、中堅クラスが物足りない。そういうこともあるかもしれない」
そして、「今のタイガースを見ると、ひとりひとりがしっかりしたレギュラーという選手が多い」と指摘し、「勢いからすると、タイガースの中堅、ベテラン陣のレギュラーを見ると、ジャイアンツの今の若手たちは一目置いてしまうかなと思います」との見解を示した。
首位攻防戦2連勝で2位・巨人と2ゲーム差をつけ、首位を堅守した阪神。13日に東京ドームで行われる第3戦は、阪神が下村海翔投手(24)、巨人は西舘勇陽投手(24)が先発を予定している。