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「葬儀費用」がありません…親の死後、即凍結された「親の銀行口座」をどうすれば【司法書士が解説】

「葬儀費用」がありません…親の死後、即凍結された「親の銀行口座」をどうすれば【司法書士が解説】

仮払い後の正式な引き出し手続き

仮払い制度を利用したあとの残りの預金を引き出すには、通常の相続手続きが必要です。

銀行ごとに提出書類は多少異なりますが、主に以下の書類が必要となります。

●被相続人の戸籍一式

●相続人全員の戸籍

●各相続人の本人確認書類

●遺産分割協議書および全員の印鑑

●遺言書(ある場合)

遺言書がある場合は、必要書類が簡略化されることもありますが、詳細は各金融機関に確認しましょう。

トラブルを防ぐための生前準備

先述した通り、預金の仮払い制度を利用せずにすむよう、生前の元気なうちに準備をしておくことが重要です。具体的には、家族で葬儀費用の支払い方法を共有しておく、あらかじめ信託や生前贈与を検討しておく、といった方法が考えられます。

相続手続きは、銀行だけでなく、不動産・年金・保険などにも関わってきます。

だからこそ、元気なうちに整理を進めておくことが、家族への大きな思いやりとなります。

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