いつまでも輝く女性に ranune
五感で巡る体験ができる京都の宿 『HANARE by Tokyu Stay』9月に誕生

五感で巡る体験ができる京都の宿 『HANARE by Tokyu Stay』9月に誕生

宿泊を超えた京都体験の拠点が誕生

伝統といまを感じられる京都・烏丸御池エリア。街の喧騒(けんそう)と静けさが交わる一角に、2025年9月29日『HANARE by Tokyu Stay(はなれ・バイ・トウキュウ・ステイ)』(以下、HANARE)がリニューアルオープンした。

運営する東急リゾーツ&ステイは、全国で30を超えるホテルを展開し、国内外のゲストに暮らすように滞在できるホテルを提供してきたブランド。なかでも京都は伝統と革新が共存する街とあり、古くから受け継がれてきた文化や美意識を、いまの時代の旅のかたちに再構築することを目指した。

今回、もともと「東急ステイ京都三条烏丸 別館はなれ」として親しまれてきた施設を全面的に刷新。観光やビジネスの拠点という枠を超え、京都の精神を体験として感じられるライフスタイルホテルとして生まれ変わった。

「はなれ」という名には、日常から少し離れ、心を静める場所という意味が込められている。ただ泊まるだけではなく、土地の空気や文化に深く触れながら心と感性を整える、そんな宿泊を超えた京都体験の拠点として、新しい旅の時間を提案している。

HANARE by Tokyu Stay_3

京都の空気を宿す空間

エントランスでは、生成りののれんが静かに揺れ、そこに記されたひらがなの「はなれ」の文字が、訪れる人をやさしく迎える。このロゴは、文字の構成要素や線と線のあいだをわずかに離すことで、静けさと緊張感を生むタイポグラフィの発想から生まれたもの。

空間デザインを手がけた藤井崇司氏は、「日本の美は、余白に宿る」と語り、ロゴに表現された“間”の思想を、ホテル全体の設計にも取り入れた。

館内に足を踏み入れると、光と影がやわらかく交錯するロビーとラウンジが広がり、壁ではなく照明によって空間を緩やかに仕切る設計は、どこにいても流れを感じさせる。心地良い余白を感じさせる哲学が、照明の高さ、素材の選定、通路の曲線にまで織り込まれていた。

さらに館内には、アートとテクノロジーを融合したデジタル演出も。桜の映像がエレベーターへと導き、天の川をイメージした光が客室へ誘う。アナログとデジタルが共存する空間は、京都の伝統と未来をひとつに溶かし込むようだ。

配信元: marie claire

あなたにおすすめ