中道改革連合の伊佐進一衆院議員が2026年8月19日にXを更新し、自身を含む超党派の国会議員団が中国を訪問する経緯や意図を説明した。

「当然ですが日本の国益と、日本の立場を主張していきます」
伊佐氏は19日、自民党の橋本岳元厚生労働副大臣や立憲民主党の小西洋之参院議員、伊佐氏ら超党派の議員団が訪中するという日テレNEWS NNNの報道を引用リポストし、経緯や意図を説明した。
複数の報道によれば、伊佐氏ら訪中団は24日から27日まで滞在し、中国共産党の対外交流部門である中央対外連絡部(中連部)の幹部と会談する予定だという。日本の超党派の議員団が訪中して共産党幹部と面会するのは、25年11月の高市早苗首相による台湾有事に関する国会答弁以降、初めてだという。
伊佐氏はX投稿で、現在、「日中関係は1972年以来の最悪の状態」にあると指摘。自身が北京の日本大使館で一等書記官の仕事をしていたことに触れ、当時は「どんなに日中関係が悪くても、担当者同士のやり取りは可能でした」と説明した。
だが今では、「すべての書記官、すべての省庁とのパイプが失われています」とし、経済界などでも交流が途絶えていると指摘。そのうえで、次のように述べた。
「お互いの対応もますます厳しくなり、デュアルユースの輸出規制、また在留邦人の安全など、経済はじめ多方面への影響も出始めており、偶発的な衝突の可能性すらあります。
この状態が続くことは、日本にとっても、中国にとっても、決して国益にかなうものではありません」
日中両国の対話の窓口が必要なのではないか、と同僚議員と議論する中、訪中して意見交換を進めることを中国に提案することになったという。そして中国側も、その提案を了承したとした。
伊佐氏は最後に次のようなスタンスを示した。
「日本の国会議員として、当然ですが日本の国益と、日本の立場を主張していきます。それは、先方も同じ。時に激しい応酬もあるでしょう。日本国内での批判も当然あるでしょう。それでもやっぱり、対話することが重要だとの信念で、同僚議員とともに訪中してきます」
訪中団の訪問をめぐり、SNSでは、「中国の国益の為としか思えない」「その最悪の状態を作ったのはどっちだ」「日本の為に働け」「自費で行け」などの批判も上がっている。一方で伊佐氏の投稿に対しては、「伊佐さんの使命デカすぎる」「日中関係の正常化をお願いします」「期待しています!」「外交チャンネルを維持することがどれほど大切か」などと支持する声も寄せられている。